Episode17 / 味方は味方? ページ17
「団長、連れてきたよ」
そこに現れたのは3人に囲まれたセラだった。
『セラ!!なんで…』
「Aねえ様!!ご無事で良かった…っ」
そう言ってセラは泣き崩れた。
セラに駆け寄り、拘束を解くようピンクの人に突っかかる。
なんで、セラがここにいるの…!
テルがセラを逃がしてくれたと、そう思ってたのになぜ…
「お、おねえ様がっ…連れ去られた…からっ」
しゃくりあげながら私の胸を叩くセラが愛しくて仕方ない。なんて可愛いの。
『私は大丈夫だよ。でもセラは、ジャポンの親戚の所へ行くべきだよ。』
頭を撫でながら諭していたところ、
「2人ともここにいればいいんじゃないか。」
団長さんが爆弾発言を落とした。
『なっ!?ここにいてセラが捕まるなんてことあったら…』
きっと私の今の顔は真っ青だろう。
いつ、ここに追手が来るか分からないのに…。
私が捕まるならまだ良いけど、セラが捕まったら…きっと私は生きていけない。
私の信頼出来る唯一無二の血縁だから…。
「お前が蜘蛛である限り、守ってやる。だからここにいろ。」
あぁ、なんてずる賢い人だ。私は逃げる気満々だったのに、そんなこと言われたら逃げようにもできないじゃない。
無言は肯定。その日、私は2人目の幻影旅団No.0になった。
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます!すごく助かりますー!すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろりお | 作成日時:2019年7月12日 23時