Episode1 ／ 華麗なる逃亡劇 ページ1
物語の始まりはここ、シルバーナ家の私邸。
なんとも形容し難い…けれど、とにかくでかいマフィアの家といえば伝わるかな。
マフィア、といっても表向きだけど。
そしてそこの庭を妹の手を引いて走っているのは私、A。
これだけじゃ分からないかもしれないねー
そう、私は絶賛逃亡中です。
逃亡、というより脱走が近いかな。
今現在、私の“元”監獄だったシルバーナ家の邸は轟々と真っ赤に染っている。
誰が火をつけたかって？それは私には分からない。
でも私には有難かった。警備が手薄になって、ちょーっと倒すだけで脱走が出来たんだから。
でも捕まってしまえば…今度こそ太陽の光を見ることは出来なくなるよね…。
だから捕まっちゃいけない。今はこの子がいるし…。
私は隣を走る、まだあどけない少女を見た。
そして少女も私の方を見た。可愛い笑顔で、
｢だっしゅつせいこーですね！｣ と。
うん可愛い。こんな可愛い子と私の血が繋がってるなんて、誰も信じまい。
『走れる？セラ。』
｢もちろんです！｣
隣の隣の街までは行かなくちゃ。1晩くらいはそこに留まっても大丈夫なはず。
目指すはジャポン。
聞いたことあるのは噂だけだけど、島国の分、幾らか情報が漏れにくいらしい。
私みたいなのが逃げるのにうってつけってこと。
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます！すごく助かりますー！すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (
レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月12日 23時
