Episode3 ／ 盗っ人見習い ページ3
適当に見つけた服屋で、セラの好きそうな服を何着かと、リュックサックを私用とセラ用のを盗る。
『あ、自分の忘れた』
方向音痴の姉を心配してか、否か、陰で見ていたセラは思う。
(やはりAはどこか抜けてる…)
私に服が与えられるのは、着ているものが着られなくなった時と“シゴト”の時。
何を着ればいいのかなんて分からない。
とにかくラフそう、という目線で選んだのは黒の大きいパーカーと黒の膝より少し上のスカートだ。
ちなみにセラにも一回り小さいサイズの同じパーカーを盗った。
店を出て、セラの所に戻ろうとすると全然違う場所に行き着く。
『あれ？こっちだった気がするんだけどなぁ』
と呟いてみても静まり返った道には誰もいない。
そんな時後ろでスッと気配が湧いた。
湧いた、なんて言い方おかしいかもしれない。
けどそこになかったものが急に出てくる感じだ。
これは、絶をしていた人が絶を消した時と同じ感じ…。
後ろを見て少しすると、セラが歩いてくるのだ。
｢Aねえ様、遅いから迎えに来ましたわ！｣
天使のような笑顔で、セラは両手を広げた。
『ごめんね。道間違えちゃってたよ。これ、着替えて。』
セラには小さい方のリュックサックを渡す。
この街は栄えている方なのか、太陽が登るにつれて人が出てき始めた。
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あやは(プロフ) - 明里香さん» ご報告ありがとうございます！すごく助かりますー！すぐに修正しますね (2019年11月6日 21時) (
レス) id: dd6fe59e82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 40話にも誤字がありました。「以上な」ではなく、「異常な」です。 (2019年11月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 5話に誤字がありました。「以上」ではなく、「異常」です。 (2019年11月6日 17時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月12日 23時
