Episode-168 ページ40
あれから2週間。
私とリヴァイの怪我もだいぶ回復してきていた。
だけど、まだ訓練や立体機動はできていない。
怪我が回復してきているのもあってアリスの動きが心配だったけれど、全く動きはなかった。
目撃情報などの噂すらなくてアリスが今、どうしているのかも分かっていない。
今日からは新リヴァイ班として始動する日。
私達は拠点として与えられたトロスト区の山奥にある小屋に移動していた。
そして私とエレンは小屋の掃除をするようにリヴァイに言い渡された。
A「はぁ……疲れた。」
エレン「俺もかなり。さっきだって食器棚に置いてあった皿に少し塵があっただけで全部やり直しさせられたしな……」
A「リヴァイは掃除に関しては誰よりもこだわるからなぁ。私も初めて調査兵団に来た時、今の私の部屋をリヴァイと掃除したんだけど、その時、上の方が私もリヴァイも身長のせいで掃除できなくて。そしたらリヴァイ、私を肩車してまで掃除したんだよ？笑」
エレン「なぁ、実際……兵長って身長、何センチなんだ？」
リヴァイに聞こえないようにと、チラチラ周りを気にしながら小声私に聞いた。
A「本人は気にしてるから触れないでね。………160センチ。」
エレンは驚いたのか声が大きくなった。
エレン「えぇ！兵長って身長、そんだけしかないのか！？アルミンより低いんじゃ……」
リヴァイ「ほぅ……お前ら、掃除もまともにやらずに楽しくおしゃべりか？……エレンよ。そんだけ、とはなんだ？」
A「えっと、どこから聞いてた？」
リヴァイ「…俺の身長の話からだ。」
エレン「すみません、兵長！小柄でも人類最強ってすごいなって思ってて聞いただけなんです！」
リヴァイ「ﾁｯ……早く掃除を進めろ、エレン。」
エレン「は、はいっ！(蹴りは免れた……)」
リヴァイ「……Aはちょっと来い。」
A「えっ！？ちょっ！」
リヴァイは私を姫抱きにして私を連れ去った。
A「何で私だけ！？エレンーーー！ずるいーー！！」
エレン「(A……生き延びろよ)」
廊下に私の悲鳴がこだました。
バタンッ！！
ドサッ……
連れてこられたのはリヴァイが使う部屋。
入るなりベッドに押し倒された。
A「リヴァイ！身長の事、そんなに怒った？」
リヴァイ「……俺より、身長があるエレンの方がいいか？」
A「えっ？どうしたの…？もちろん、リヴァイだけど…エレンは前も言ったけど、弟みたいな感じだから…」
リヴァイ「…低身長は嫌か？」
ジッと私を見つめるリヴァイ。
いつもと少し様子が違っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 74人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩(プロフ) - ウエサマさん» 兵長、本当にかっこいいですよね！早く続きを出せるように頑張ります！実はもう、結末は考え済みです笑 (2022年7月29日 13時) (
レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
ウエサマ - リヴァイ兵長大好きです!早く続きみたいです (2022年7月29日 6時) (レス) @page41 id: f5549b4223 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - みゆこさん» これは私の妄想を全部詰め込んだので！笑嬉しいコメントありがとうございます！兵長ファンの心は1つです() (2022年7月24日 14時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません！！好きです!! (2022年7月23日 18時) (レス) @page40 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - なのはさん» 荒らしの方にたくさん頂きました！神作品！？お世辞でも嬉しいです🥺完結までは多分…あと少しです！コメントありがとうございました！ (2022年7月22日 16時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヤ | 作成日時：2022年4月5日 21時
