Episode-154 ページ26
数分後、私達は会議室の前にいた。
ハンジ「失礼するよ!遅れてごめんねー」
A「失礼します…」
リヴァイ「遅れてすまない。」
中に入ると驚いた顔をしているエルヴィンさんが見えた。
エルヴィンさんだけじゃない。エレンもアルミンもミカサもミケさん達もいた。
みんな驚いていた。
エルヴィン「A…起きたのか…!」
A「はい。1時間前くらいに目が覚めました。作戦の事も、私の父親とアリスの件についてももう知っています。記憶も元に戻りました。」
エルヴィン「そうか、後は怪我の治療か…ハンジ、Aの治療を頼んでいいか?」
ハンジ「もちろんさ!」
A「あの…そうなるとハンジさんの負担が増えませんか?もしよければ、ハンジさんが私の治療をしてくれる代わりに私がハンジさんの書類を片付けてもいいですか?ずっとベッドにいるのもちょっと…。」
ハンジ「A…本っ当にいいの?」
A「むしろやらせて下さい!」
ハンジ「よしっ!本当にAはいい子だなぁ…」
リヴァイ「おいハンジ。過剰に渡しすぎるなよ。」
エルヴィン「じゃあ、本題に入る。まずは先程にも出ていたAの父親とアリスの話だ。父親は1年前にAを誘拐しケニー・アッカーマンに暴行するようにしたため2年の懲役が決まった。ケニー・アッカーマンも同じだ。」
エルヴィンさんは続けた。
エルヴィン「しかしAの父親は1年経った今、莫大な金を払い、今は自由の身だ。そして厄介なのはケニー・アッカーマン。彼も自由になっている。この2人はまだ行動を起こしていないが、アリスが今日動いたかもしれない。」
ミケ「アリス・ルリカが?あいつはこの間の壁外調査で行方不明になったんじゃなかったのか。」
ハンジ「今日、Aの体にガウハロミンが入った薬を投与した。するとしばらく時間が経ってAが苦しみ出した。…驚いたよ。医療班っぽい女の子からもらったAのカルテには薬品アレルギーについての記載なんてなかったからね。でも側にいた子に聞くとあるって言う。」
リヴァイ「そのカルテを持ってきた女の特徴がアリスに完全に一致していた。どうやって壁内に戻ったのかは知らねえが。」
エルヴィン「残っていたガスを使い自力で登ったか、壁内に共犯者がいたかのどちらかだろう。しかしアリスの父親とケニーはあの壁外調査の数日前に自由になっている。無関係とは信じ難い。」
A「あの、まだちゃんと話していませんでしたが、おそらくアリスには巨人を操る能力があるのだと思います。」
途端に部屋がざわついた。
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彩(プロフ) - ウエサマさん» 兵長、本当にかっこいいですよね!早く続きを出せるように頑張ります!実はもう、結末は考え済みです笑 (2022年7月29日 13時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
ウエサマ - リヴァイ兵長大好きです!早く続きみたいです (2022年7月29日 6時) (レス) @page41 id: f5549b4223 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - みゆこさん» これは私の妄想を全部詰め込んだので!笑嬉しいコメントありがとうございます!兵長ファンの心は1つです() (2022年7月24日 14時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイファンにはたまりません!!好きです!! (2022年7月23日 18時) (レス) @page40 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - なのはさん» 荒らしの方にたくさん頂きました!神作品!?お世辞でも嬉しいです🥺完結までは多分…あと少しです!コメントありがとうございました! (2022年7月22日 16時) (レス) id: 20ffa17233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アヤ | 作成日時:2022年4月5日 21時