航海日誌5 ページ6
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『ぱぱみて！うみ！』
｢んあー、海だな｣
甲板にでて、
どうやら、ひと月前に家のある島を出た時は、荷物に隠れて船に乗ったらしく、このように甲板に出て海を眺めるのは初めてらしい。
見るもの全てを目を煌めかせ、口に出し、舷の上を駆け回る。
船の揺れに慣れないのか、何度もよろけて海に落ちそうになるもんだからシャンクスも目が離せなくて気が気でない。
｢ぱぱー！あれなに？｣
｢おー、ありゃあ敵船だな。沈めよう｣
『じゃああっちはー？』
｢おー、あれは海軍船、敵だ。あっちも沈めとこう｣
『ぱぱみて〜！おさかなさん！』
｢おー、可愛いお魚…って、おい海王類じゃねェか！｣
Aたちの乗る船、レッド・フォース号の何倍もの大きさのナマズ。
さすがにこれには迂闊に手を出せないと踏んだシャンクスは、急速に船を脱出へと向けた。
レッド・フォース号は、敵船と海軍船を沈めて、海王類から逃げ切り、順調に航路を進めていた。
｢お頭ー！宴の準備が整ったぜ！｣
日が沈みかけ、辺りは紅く染まる。
船はすっかり、Aの歓迎の宴モード。
甲板でクルーたちが集う中、一段高くなった場所でシャンクスがAを抱えて立っていた。
｢お前ら、よく聞け｣
｢今日から少しの間、この船でこいつの面倒を見る。多分戦えな……いのか？｣
首を傾げて抱えているAに問えば、
『ままに力は使っちゃだめって言われてるからだめ！』
そんな呑気な声が返ってきた。
｢なんかの能力者かー？｣
｢お頭が抱くと尚更ちっさく見えるなぁ！！｣
｢だっはっは！それくらいチビなんだよまだ。だからお前らも、なにかと助けてやってくれ｣
おー、と気の抜けた騒がしい返事が返ってきたところで、シャンクスはAに挨拶するように求めた。
『えと、Aていいます！よろしくおねします！』
シャンクスに地面に降ろされたAは、ペコッと頭を下げた。
ひょこっ
｢……え｣
｢は？？｣
ひょこっ
｢ ｢ええええええぇぇえ！！！？？｣ ｣
日は完全に沈み、空に浮かぶは三日月。
顔を上げたAの頭には、可愛い白い耳
おしりからは、ふさふさの白いしっぽ
『あっ』
みんなの驚く声に首を傾げたAだったが、何かに気づくと慌てて両手でその白い耳を抑えた。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
