航海日誌38 ページ39
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｢上は少女一人のために島をひとつ消せと…そう言いたいんですね？｣
センゴクが確認するようにそう言うと、政府の男は嘲るように笑った。
｢しっかし海を操れるならバスターコールも意味はないんじゃないですかィ〜？｣
｢軍艦全部沈められて、こっちの被害がただ大きくなるだけじゃな。｣
ボルサリーノとガープにそう言われると、男は表情を一変させ、
｢貴様らそれでも海軍か！！？つべこべ言わず、さっさと捕まえろって言ってんだよ｣
と怒り出す。
ボルサリーノ、ガープ、そしてサカズキも冷めた目でその役人を見るばかりで、見兼ねたセンゴクが場を仕切るように
｢…ゴホン…そう簡単には捕まえられる相手じゃない、と上にお伝えください｣
そう言った時、
｢あー、俺…クザンです。今戻りました｣
そんな声がひとつ、部屋に響いた。
センゴクの入室許可が下りると、すっと扉が開いてクザンが入ってくる。
クザンはこの部屋のメンツを見て驚いたように目を見開いた。
｢お前はどこをほっつき歩いてたんじゃクザンｯ！！｣
｢ちょっと、今日はちゃんと仕事だから。サカズキ｣
困ったように苦笑いを浮かべたクザンは、後ろを後ろを振り返って｢Aちゃん、おいで｣と声をかける。
｢…A…だと？｣
センゴクの問いかけに応じるように、障子の隙間から、ひょこっとAが顔を出した。
｢人攫いにあいかけてたんで…まァ、連れてきました。…必要なかった、すかね｣
一瞬静まり返った部屋
｢いや！！でかしたクザン！！｣
突然の大声にビクッとしたAが顔を引っ込めようとすると、クザンが慌ててAを抱っこして部屋へと連れと連れ戻した。
『……青さん…ここって…』
サーッと顔を青ざめさせたAはクザンから逃れようとじたばた暴れる。
しかし相手は海軍大将
腕の拘束が外れることは無い、はずだったが……
いとも簡単にクザンの腕の中から逃げ出したAは扉へと走った。
しかしながらもちろん、4歳の歩幅なんてしれたもので、扉の外で待機していた海兵がすぐに行く手を阻んだが。
｢何をしとるんじゃ。ただの
｢いや、そのつもりだったんだけど…なんか、力が入らないのよ。まるで…えーと、なんだっけ、あれ。…まぁいいや｣
首を傾げるクザンを笑ったガープが
｢まるで海楼石のように、じゃろう｣
と呟いた。
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ギザラス(プロフ) - テスト頑張って そして無事戻ってきてください (2020年7月2日 0時) (
レス) id: 1fe190bcff (このIDを非表示/違反報告)
果耶(プロフ) - テスト頑張っください！ (2020年7月1日 21時) (レス) id: ca4e14c205 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - オリ主ちゃんが可愛くて最高です(笑) 更新大変だとは思いますが、無理せずに頑張ってください。応援してます！！ (2020年6月30日 20時) (レス) id: 151caa4874 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - あの、私と一緒に合作しませんか？ (2020年6月15日 20時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
ろりお(プロフ) - コクマさん» めちゃくちゃ嬉しい褒め言葉！！頑張ります〜！ (2020年6月15日 20時) (レス) id: 38c94b38d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白米 | 作成日時：2020年4月2日 0時
