Episode300 ／ 核心で確信 ページ5
’
「A」
『久しぶり、クラピカ』
少しだけやつれたように見えるクラピカ
彼を疑ってる事を悟られないよう笑顔を浮かべる。
『さっきはごめんね、他人のフリして』
｢あぁ、大丈夫だ。だが驚いた、なぜここにAが？｣
私が彼を疑うように、彼も私を疑っているんだろう。
私と同じように笑顔を浮かべた。
ほんっとに、嫌な予感ばかり的中する。
私の勘が言うんだ。
クラピカは鎖野郎だと
鎖野郎は具現化系か操作系。ヒソカのオーラ別性格診断を参考に鎖野郎の性格を考えるとするよね？
そうすると、理屈屋でマイペースか神経質のどちらかになる。
主に私は具現化系、自覚はないがクロロに言わせれば｢変なところで神経質、うざい｣だそう。
私の独断と偏見で、クラピカは十中八九具現化系かなー、って。
だって、私と同じ考え方なんだもん
『話すと長くなるんだけどねー、私の亡くなった両親がマフィアのトップだったらしくてね？血縁の私しか告げないって言われたからさ』
だからマフィアのボスやってます、そう言って名刺を差し出す。
よかったー、数枚だけ作っておいて
｢そうか。｣
『クラピカは、旅団を追ってここに？』
9割、自分の中で答えを出しながらも核心をつく質問をする。
認めたくない私がいた。
たった一時でも、仲間だったんだから。
｢あぁ。奴らなら必ずこの競売に現れると思ったからな。そして案の定奴らはやって来た。｣
笑顔を消し、憎しみに染まったクラピカの目を見て私は確信した。
｢…Aがそう聞くのは……お前が旅団だからか｣
『…まだ、私は疑われてるんだね』
バレちゃいけない、演技するんだ。
私は蜘蛛
蜘蛛のために、最善の行動を
『クラピカ、私はあなたが心配なんだ。私を疑うのは全然いいよ。…でも、旅団は強いんだ…私は勝てなかった』
『…っ、死なないで』
少し下を向いてそう言って、クラピカを見ずにマフィアたちの中へと紛れた。
はい完璧
私子役向いてるよね
最低？残酷？詐欺師？？
上等だなんとでも言え
『私は、蜘蛛』
クラピカの能力聞き出せたら120点だったかなー
まぁまだ完全にクラピカから疑いの目を晴らせたわけじゃない。
もう一芝居しておこーか
人がいない方向へと行き旅団の一人に電話をかける。
ーー｢ほんとにいいの？｣
『もちろん。それに、確かめたいこともあるからさ』
あーもう、やることばっかり
旅団としても、マフィアとしても
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kokomi - すごく面白かったです。思わず一気読みしてしまいました。お気に入りの作品です。がんばってください！ (2023年5月3日 0時) (
レス) @page10 id: e38d8752b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちー - ハンターハンターの夢小説の中で一番好きです！続き、まってます！ (2021年11月30日 18時) (レス) @page10 id: efb35b509b (このIDを非表示/違反報告)
まお - 続き楽しみにしてます！ (2021年11月14日 3時) (レス) @page10 id: 3317d6148a (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！頑張ってください！！！ (2021年1月24日 17時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
つんつん(プロフ) - 楽しみにしてます。 (2020年11月19日 16時) (レス) id: 85082c9558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年12月25日 17時
