Episode96 ／ 令は絶対 ページ47
『静かになったところでまず1つ。Aに ｢また暗示か？｣ …へぇ、気づいてたんだ』
フィンクスが耳を塞ぎながら言う。他の奴らもそれに習う。
私は4人から距離を取る。
『耳、塞いでも無駄だよ。これは私の能力だから。』
多分洗脳の一種だと思っているんだろう。
だから耳を塞いだ。聞かなきゃ問題ないと。
でも違うんだな。
｢…あんた、特質系だね｣
『今はそうだけどそうじゃない。でもまあ説明めんどくさいからいいや。』
蜜月はいろんなことが優れていて、他の人と違う分、理屈じゃ説明できないことばかりなのだ。
それを1から説明すると日が暮れる。
Aの令を受けた時だけ使える能力、
Aの令は絶対
『1つ、Aを追うのをやめろ。2つ、Aに危害を加えるな。3つ、前述の期間はAがハンターになるまで。』
そう言うと、苦虫を噛み潰したような顔をしたマチ以外の3人はどこかへ行った。
｢あんた、Aが何故あたしらの元を去ったのか知ってるのかい？｣
『…知ってるよ、教えないけど。…ひとつ言うなら、あいつが旅団を嫌うことは一生ないよ。』
そう言うと、マチは少し笑った。
｢…また会えるかい？｣
『…A次第。何度も言うけど私はAじゃない。』
｢…良いハンターになりなよ、って言っといてよ｣
そう言ってマチもどこかへ消えた。
私はAを抱えて近くの宿屋へ向かった。
店員さんらしき人に、｢よく似た双子ですね〜｣なんて言われることとなる。
近くで一部始終を見ていたシャルナークはクロロに電話で状況を報告していた。
｢どうする？団長。暗示、かけられてないやつで追う？｣
―――｢やめておけ。どうせ同じ結果だろう。それに…その能力は制約と誓約があるはずだ。それが分からないうちは手を出すわけにはいかない。｣
電話の向こうの声は心なしか低い気がしないでもない。
電話を切ったシャルナークは、他の団員に団長の令を伝えるべく電話をかけた。
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k.k - 一人目の弟子……カイト？ (2020年10月5日 17時) (
レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 美桜琉さん» コメントありがとうございます！読者様の反応が気になっていたので凄く嬉しいです笑モチベ上がります！頑張りますね~ (2019年8月2日 18時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - ほんっとうに面白いです、、、これからも更新頑張って下さい！ (2019年8月2日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月21日 8時
