Episode84 ／ 外れて欲しい勘 ページ35
｢どこいっちまったんだよ…A…｣
｢こんだけ探しても見つからないってことは……はぁ…｣
重い空気が漂うアジト。Aが居なくなってから１週間が経っていた。
アジトに残っているのは、ノブナガとシャルナーク、そしてヒソカの3人だけだった。
ほかの団員はみな、各自でAを探し回っている。
万博は10日間開催される予定だったが蜘蛛の襲撃により一日で閉催となったのだ。
シャルナークは情報収集、ノブナガはアジト待機、1人事情を知るヒソカは何食わぬ顔でトランプタワーを作っていた。
｢団長はどうする気なんだろう。このまま探し続ける気なのかな｣
｢おいシャル、そりゃあどうゆうことだ。｣
シャルナークがぼそっと呟いた言葉にノブナガが食いつく。
｢今は俺らから逃げていたとしても、Aなら絶対にハンター試験を受けに行くはずだよ。それに…Aも何か考えがあって逃げたに決まってる…戻ってくるよきっと…｣
言い聞かせるような声色にノブナガも押し黙り込む。
再びアジトには沈黙が訪れた。
｢ほんとにそうかなァ♣｣
｢あ？てめぇ何が言いたい！！｣
｢Aはもう戻ってこないかもしれないってことさ♦元々彼女は無理やり入団させられたものじゃないか、嫌になっても別におかしくないだろう？｣
相も変わらずトランプで遊びながら、ノブナガを挑発するように言う。
｢てめぇ…黙って聞いてりゃあ！あいつが ｢やめなノブナガ。あたしもヒソカと同意見だ。｣ …マチ、お前まで何を言う？あいつはあんなに俺らに懐いてたじゃねえか！！｣
帰ってきたマチが、今にもヒソカに斬りかかりそうなノブナガを止める。
｢Aがいなくなる前、あたしがあの子と寝た時の朝、どこか決心したような顔をしてた。Aは戻ってこない。｣
｢マチ、それは勘？｣
｢………あぁ｣
｢ ｢はぁ…｣ ｣
ノブナガと、シャルナークの重々しいため息が同時に漏れた。
やっぱり彼女の勘はよく当たる。
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k.k - 一人目の弟子……カイト？ (2020年10月5日 17時) (
レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 美桜琉さん» コメントありがとうございます！読者様の反応が気になっていたので凄く嬉しいです笑モチベ上がります！頑張りますね~ (2019年8月2日 18時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - ほんっとうに面白いです、、、これからも更新頑張って下さい！ (2019年8月2日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月21日 8時
