Episode83 ／ 厄介な心読み ページ34
『ねー、ニライ様って誰？』
男達を縛り上げるのを手伝いながらジンに聞いてみる。
｢人身売買、臓器売買を繰り返す
念使えるらしいから気をつけろよ、そう言ってジンは縛り終えた男達を雑に管理棟まで連れていく。
あとは管理人さんがやってくれるらしい。
｢よし、俺らは修行再開するぞ｣
そう言うが早いか、走り出したジンに軽々と付いていく。
この数日でかなり山を走ることに慣れた結果だ。
しかしそれもすぐに終わってしまった。
『…ったい…なんで急に止ま ｢ちょっと黙れ｣ …なんで』
お前は見えねぇだろうが敵がいる、と。
私は今念を使っちゃいけないし…いけないのか？
まあよく分からないけど、ここはジンに任せて良いのだろうか。
｢はぁ……お前はここで待ってろよ？｣
大きなため息を吐いたジンは恐らく敵の方へ歩いていった。
俺は
そんな敵に聞こえるような大きさで呟かないでくださいよ師匠…
ジンに呆れながら私は私でため息をつく。
耳をすませば今にも戦闘が始まりそうな緊迫した空気が漂っているのがわかった。
何話してるんだろ…
｢…いま…し…やる｣
｢はっ…ふざ……な！！｣
んーあんまり聞こえないや
そのときぶわっとオーラが膨らむ。
両者とも無傷だからか、膨大な量だ。
絶状態の私は巻き添いを喰らわないように、後ろに後退する。
ジンの方のオーラは良いオーラなんだけどなー…男の方のオーラはなんか…汚い負のオーラって感じ
なんかどっかで感じたことのあるオーラなんだよなあー
なんて思考を張り巡らせている間に勝負はついたようだ。
｢もう出てきていいぞー｣
もう何度目かわかんないけど、やっぱりジンは強いんだなー
『いでっ』
｢お前失礼なこと考えすぎだ｣
いやほんとに…読心術でももってんのかな…
その後例の如く管理棟に連れていった頃には日が暮れていたようで。
修行は明日に持ち越してその日は眠ることにした。
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k.k - 一人目の弟子……カイト？ (2020年10月5日 17時) (
レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 美桜琉さん» コメントありがとうございます！読者様の反応が気になっていたので凄く嬉しいです笑モチベ上がります！頑張りますね~ (2019年8月2日 18時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - ほんっとうに面白いです、、、これからも更新頑張って下さい！ (2019年8月2日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月21日 8時
