Episode53 ／ 心配の裏返し ページ4
｢おい、さっきのオーラって…｣
すごい勢いでどこかに行っていた団員が戻ってくる。
｢団長のオーラだよね。俺もここにいなかったから…何があった？｣
｢てか団長は？｣
｢Aもいねぇぞ。｣
上から順に、フランクリン、シャルナーク、シズク、フィンクスが次々と言葉を紡ぐ。
｢ちょっとあんたたち落ち着きなよ。｣
何があったか理解してても、なぜ団長があのような行動にでたかが分からないマチも、混乱していた。
｢Aがハンター試験受けたい
｢は？意味わかんねぇよ｣
フェイタンがなんとも大雑把な説明をすると、フィンクスがすかさず突っ込む。
｢フェイタンの言った通りだよ。団長が、Aにハンター試験を受ける実力が無いから行かせない、みたいなことを言ったんだ。そしたらAがボクたちいること忘れて怒って…｣
コルトピが説明をする間、ホールは不気味なくらい静まり返った。
｢てことは団長とAは外で戦ってる最中か♠｣
ボクもやりたかった、そう呟いたヒソカを多くの団員が睨む。
｢団長を止めてくる。いくら何でもやりすぎだろうが。｣
ノブナガが腰を上げて外へ向かおうとするが、
｢待つね。団長が決めたことよ。ワタシたちが手出すことダメね。｣
｢はあ？？Aになんかあったらどうすんだ！？｣
｢あたしもノブナガに賛成だ。団長と戦うなんてあの子には危なすぎる。｣
｢オレはフェイと一緒だ。団長が決めた、ならオレらが干渉することじゃねぇ。｣
ノブナガとマチ、フェイタンとフィンクスで対立し合う。
｢おーけー、どっちの意見も分かるよ。でも揉めたらコイン、だろ？｣
シャルナークが仲裁に入りコインを投げてキャッチする。
｢裏ね｣
｢表だ｣
コインは裏。
｢ちっ。｣
コインで負けたはずのノブナガは、また外へ向かおうとする。
｢おいてめぇ…｣
｢止めねえよ！！…見守るだけだ。｣
｢あたしも行くよ。｣
｢なら私も行こうかな｣
マチに続いてシズクも外に出て行く。
｢ボクもAの戦い方見てみたいんだ♥｣
その一言で多くの団員が出ていった。
結局アジトに残ったのは誰もいなかった。
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k.k - 一人目の弟子……カイト？ (2020年10月5日 17時) (
レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 美桜琉さん» コメントありがとうございます！読者様の反応が気になっていたので凄く嬉しいです笑モチベ上がります！頑張りますね~ (2019年8月2日 18時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - ほんっとうに面白いです、、、これからも更新頑張って下さい！ (2019年8月2日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月21日 8時
