Episode68 ／ 師匠を師匠に ページ19
『あ゛っ…い゛ったぁぁぁぁい』
｢何がバカだ、師匠を敬え｣
全然気づかなかった。
いつの間にか真後ろにいたジンに思いっきり殴られた。いや、加減してくれてたに決まってるけどさ。
ジンがさっきくれた何かの木の実を食べる。
これめっちゃ美味しい。
そんな私を見ながら(多分)ジンは呟く。
｢ったく、俺の昔の弟子はジンさんジンさんっつって慕ってくれてたのによぉ…お前は……はぁ…｣
『私はまだまだ10歳だからね！諦めてって痛い！』
｢いやなんか、イラってした、悪ぃ｣
なんなんだこのおっさん。
顔みたことないけど、こいつ髭もじゃだろ絶対…
『3度目は喰らわない！』
｢ちっ｣
なんか殴られる気がしたから、頭の上で手をクロスして流で守る。
『…うっ』
お腹を殴られる。
｢流を使うな。そこら辺の雑魚ならそれでも通じるが俺らみたいのには通じない挙句、今みたいに違うところを狙われてみろ、俺じゃなかったらお前死んでんぞ。｣
…いくら流が一定の場所以外の防御が落ちるといっても私今腕に6、身体に4ですけど？
なんでこんなダメージ…
やっぱ強いなー
｢お前聞いてんのか？｣
『はい聞いてます聞いてます！』
｢……まぁいい。とっさに防御する時も常に堅だ。できるよな？｣
『まぁ…出来なくはないけどあんまりしないかな…』
｢そこから間違ってるんだ。防御は堅。｣
確かに団長も旅団のみんなもあまり流を使っているところを見ない…。
『じゃあ流はいつ使うの？』
｢流は確実に攻撃される場所がわかってる場合だ。俺が見たことあるので言えば…触ったところを腐蝕…腐らせる念能力者だった。｣
『なるほど…てことは流は相手の能力が分かってる時？』
｢あぁ｣
何気にちゃんと教えてくれるジン…さん。
これからはもう少し敬おうかな…
｢お前今失礼なこと考えただろ｣
『ソンナコトナイデスヨ』
Episode69 ／ 気配の修行→←Episode67 ／ キケンな鬼ごっこ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 66人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
k.k - 一人目の弟子……カイト？ (2020年10月5日 17時) (
レス) id: db3fbbd863 (このIDを非表示/違反報告)
あやは(プロフ) - 美桜琉さん» コメントありがとうございます！読者様の反応が気になっていたので凄く嬉しいです笑モチベ上がります！頑張りますね~ (2019年8月2日 18時) (レス) id: df4b2b1b15 (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - ほんっとうに面白いです、、、これからも更新頑張って下さい！ (2019年8月2日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ろりお | 作成日時：2019年7月21日 8時
