番外編 ーバレンタインデー・2 ページ44
’
*時透無一郎
「何しに来たの」
『ちょこれーとを渡しに来た』
「あ、そういえば今日非番だ」
『聞いてる?』
「久しぶりに出かけない?」
『聞いてないね。私は宇髄さんと任務だからまた今度』
「そういえば何しに来たの?」
『話聞いてた??』
「煩いな、聞いてるよ。卯の刻に屋敷に迎えに行くから」
『聞けよ』
話が全く噛み合わない私たち。
ちょこれーとをその手に押し付けて私は退散しましたよ。
ああでも、結局無一郎が任務に乗り込んできたので宇髄さんと三人で甘味処行きました。
奢ってもらったからよしとしよう。
*伊黒小芭内
『あれ?伊黒さんは?』
「…」
『うわっ』
「女っ気のひとつもない叫びだな」
『すみませんねご期待に添えず。ですが急に木の上に引っ張り上げますかね?普通。一応女ですよ私』
「女だったのか」
『心に大きな穴が開いた。』
「涼しそうでいいんじゃないか」
『それ物理的に開いてない?』
「…何の用だ」
『ちょ』
「いらん」
『まだ何も言ってないじゃないですか』
「他の柱に聞いた」
『……あーーね?わかったわかった。伊黒さんは私からのちょこを楽しみに待ってたんですよね。だからこの木の上で待ってたんでしょう。』
「馬鹿言うな吹っ飛ばされたいか」
『えー。じゃあちょこ食べれないんですか?柱ともあろう人が…でもそれなら仕方ないですねー』
『蜜璃ちゃんにあげま 「よこせ」 …はいどうぞ』
素直じゃない(本人に言ったら殺される)伊黒さんは挑発すると受け取ってくれます。
受け取ってくれてありがとう、と感謝を伝えれば、素っ気なく返事をして去っていきました。
ちょっと頬が緩んでいたので喜んでくれたんでしょう。
でも、とりあえず木から降ろして欲しかったです。
降りれねぇ…
*宇髄天元
『雛鶴さーん!須磨さーん!まきをさーん!』
「「「Aちゃん!」」」
『お久しぶりです!ちょこどうぞ!』
「きゃー!!嬉しいです!食べて見たかったの!!」
『宇髄さんにも… 「天元様にも!!?Aちゃん優しいです!!」 …あ、ありがとう?』
「うるっさい!Aちゃんが話してるじゃないの!たまには静かにしてよ!!」
「Aちゃん久しぶりね」
「うわぁぁぁん!!まきをさんが殴ったぁぁあ」
『動じない雛鶴さん素敵です』
「慣れるよ。あ、食べてもいい?」
『もちろん!』
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廣岡唯 - みさにしましたよ (11月15日 14時) (レス) @page15 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
漓流芭 - 悪女を 無粋実(ぶすみ)にしました WW草越えて土WW (7月11日 0時) (レス) @page50 id: 7a2db06ea4 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 私、悪女の名前「悠魔(ゆうま)にしました!でもなんかこの名前嫌だったので変えました〜 (2022年8月10日 10時) (レス) @page4 id: 4fd94a1d21 (このIDを非表示/違反報告)
リータ一 - 悪女の名前を饒舌留 生五味(しゃべる なまごみ)にしたWW (2022年5月13日 19時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
ラト - え?まって十三話のやつ、冨岡さん...かっこいいかよッ!!!((←そこじゃないだろ))私悪女の名前“琉涅”(るね)にしたけど途中から自分でもなんて読むのかわからんくなったww (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8c4c38e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろりお | 作成日時:2020年2月1日 12時