第三十四話 ページ35
’
｢それは……どういうことかな？｣
御館様の言葉に心の中で大きく頷いたのは私。
全くと言っていいほど、記憶にも見にも覚えがない。
｢私、はAちゃんに虐められてます…！合同任務を強要されて、私に全部鬼を斬らせたり…悪口を後輩の子に広めたり…！」
｢それで昨日、私の屋敷に来て脅してきたんです……『もっと虐められたくなかったら、明日の柱合会議には来るな』って……｣
｢でも私、欠席するのは良くないと思って！かここまで来たんです…でも、さっきからAちゃんが睨んできて……私、怖ぃよ……」
長々とどれだけ私が酷いことをしたか、どれだけ私が可哀想か、頑張ってここまで来た私は偉いとか。
そのあとも語り倒した叶美ちゃん。
否、日天さん
私の中の叶美ちゃんの像がバラバラと音を立てて崩れていった。
『…なんで…、』
｢今更言い訳しても無駄だよ…っ！｣
もう、元の関係には戻れないことを悟った。
なら、もういいや。
｢…本当かい？A｣
『全て
以前御館様に言われたから
�犲�分の心に正直に��
もちろん、そうさせていただきますよ御館様
『私は今のお話にあったようなことはひとつもしておりません。……強いて言えば、私は一度も鬼を斬っていない……これは事実です。』
だって私、非戦闘員だし
御館様も他の柱もそれは分かってくれているはずだけどね。
｢なんで…そんな嘘つくの…酷いよっ、Aちゃん」
もしかして……噂を流してるのも日天さん、なのかな
私の存在を知ってる人は数少ないし
私が把握している人たちに、そんなことをする人はいない。
宇髄さんのお嫁さんとか、蝶屋敷のみんなとか。
もしそうなら……なんかもう一気に冷めた。
すごく悲しい、胸が痛い
でもそれ以上に、噂で悩む私の近くにいて嘲笑っていたと思うと、気づかなかった自分に腹が立ってくる。
馬鹿みたい。
噂を信じるみんなも、日天さんも
この人たちのために、柱を辞めようかとか考えてた自分も。
全部、全部、馬鹿みたい
『もし、私がやったと言うなら証拠をください。辞職でも何でもしましょう』
＊
そう、こんな挑発をしてしまうほど、
この時の私は冷静じゃなかった。
頭はあるんだから…他の言葉を言えたはずなのに…
悔やんでも、もう遅い
それが分かるのはもう少し後の話
私は唯一の家族を失った
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廣岡唯 - みさにしましたよ (11月15日 14時) (
レス) @page15 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
漓流芭 - 悪女を 無粋実(ぶすみ)にしました WW草越えて土WW (7月11日 0時) (レス) @page50 id: 7a2db06ea4 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 私、悪女の名前「悠魔(ゆうま)にしました！でもなんかこの名前嫌だったので変えました〜 (2022年8月10日 10時) (レス) @page4 id: 4fd94a1d21 (このIDを非表示/違反報告)
リータ一 - 悪女の名前を饒舌留 生五味（しゃべる なまごみ）にしたWW (2022年5月13日 19時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
ラト - え？まって十三話のやつ、冨岡さん...かっこいいかよッ！！！((←そこじゃないだろ))私悪女の名前“琉涅”(るね)にしたけど途中から自分でもなんて読むのかわからんくなったww (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8c4c38e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2020年2月1日 12時
