第二十六話 ページ27
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『匂い？……分からないなぁ』
｢俺、鼻がいいんだ。…何か、あったのか？｣
この男の子は、純粋無垢、なんて言葉がお似合いだ。
きっと、本当に心が優しいんだ
さっき自分の妹を殺そうとした奴に、本気で心配してくれるんだから。
『優しいね、君』
わしゃわしゃと頭を撫でてやると、照れた。
弟みたいで可愛いな
なんて呑気に笑っていれば
｢…ふざけんじゃねぇええ！！あいつどこいった！！｣
｢あ、伊之助。しーっ、夜なんだから静かに｣
｢はぁあぁあん？俺様は今怒ってんだ！！あの女どこ行きやがった！！｣
猪が起きた。
『すみませんでした…』
さっきは結構思いっきり峰打ちしちゃったから、丁寧に土下座しておいた。
まぁ、今もぷんすか怒ってるんだけどさ。
『君と猪くん、あとそっちの黄色い子も大人しくしといた方がいいよ。肋が悪化するよ』
どうやら彼ら三人とも肋を負傷しているらしい。
｢え、分かるのか？｣
『うん、見えるから』
自分の目を指さしてそう言うと、男の子三人は目ん玉飛び出しそうなほど驚いていた。
｢見えるって、骨が？｣
｢んなわけねえだろ！！俺様は見えねえぜ！！？｣
『…特殊だからね、私の目』
鬼だけじゃなくて、人間をも私は視る事が出来る。
私は身体能力がない分、頭があるから
自分の見えているものを瞬時に分析する。
そうすると、自ずと相手の弱点が分かるんだよね。
それを三人に話せば、また目ん玉が飛び出るくらい驚いていた。
いやほんと、すごい顔。
｢なっ、なぁ、君、名前なんて言うの？君も休息？｣
さっきまですごい警戒していた黄色い男の子。
少し話をしたら、くねくねしながら寄ってきた。
『…夜間の見回りの仕事でさ、ここら辺歩いてたら鬼の気配がしたから寄ったんだよね』
…この子達もきっと私の噂は聞いてるはず
嫌だな、噂通りの人間って思われるなんて
そう思うと名乗れなかった
｢俺は階級癸、竈門炭治郎、こっちは妹の禰豆子｣
｢え、俺たちまだ癸なの｣
｢俺は嘴平伊之助様だぜ！！！敬え子分共！！｣
｢炭治郎に伊之助様ね｣
｢違う伊之助だよ｣
『……なるほど、伊之助か』
ふはははは、と高らかに笑う伊之助。
よく分からんけど良い奴だな
｢俺は我妻善逸……多分、癸｣
『こうやってやると、階級出るよ』
言葉と筋肉によって浮き出ることを教えてげるけど、どうも上手く出来ないらしい。
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廣岡唯 - みさにしましたよ (11月15日 14時) (
レス) @page15 id: 4e412208c6 (このIDを非表示/違反報告)
漓流芭 - 悪女を 無粋実(ぶすみ)にしました WW草越えて土WW (7月11日 0時) (レス) @page50 id: 7a2db06ea4 (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 私、悪女の名前「悠魔(ゆうま)にしました！でもなんかこの名前嫌だったので変えました〜 (2022年8月10日 10時) (レス) @page4 id: 4fd94a1d21 (このIDを非表示/違反報告)
リータ一 - 悪女の名前を饒舌留 生五味（しゃべる なまごみ）にしたWW (2022年5月13日 19時) (レス) id: 52c0e09012 (このIDを非表示/違反報告)
ラト - え？まって十三話のやつ、冨岡さん...かっこいいかよッ！！！((←そこじゃないだろ))私悪女の名前“琉涅”(るね)にしたけど途中から自分でもなんて読むのかわからんくなったww (2020年10月31日 20時) (レス) id: 8c4c38e0a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろりお | 作成日時：2020年2月1日 12時
