[鬼滅の刃] 柱が私に甘すぎる

第二話 ページ3

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「ねえ、」


「っ、無一郎くん！どうしたの？」



本部には柱たちの休憩用の部屋がある。


各々の好きな物などが置いてあり、数日なら泊まれるような設備も整っている。


そこにはAを除く柱が揃っていた。


甘ったるい声を出し、馴れ馴れしく話しかける日天に時透が告げる。


「変なこと、考えないでね」



先程、Aを睨んだ日天のことをみんな見ていたのだ。


「Aさんは柱最弱ですが、鬼殺隊随一の頭脳を持っています。」



「Aがいるからこそ、我らの職務が円滑に進むのだ！！」


「あの子はまだ幼いのに誰よりも仕事をこなしている…」


柱の目が、日天に向いた。



「わ、私、そんな酷いこと考えませんわ！！Aちゃんとも、仲良くなりたいの…」


演技かかったその言葉に、一瞬場が静まり返った。





が、

「それならよかったです。仲良くしましょう」


胡蝶がそう笑ったことで、場は丸く納まったように見えた。




そう、見えただけだった。

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