▼５巻４２話「ヨサクとジョニー」 ページ28
カヤの執事メリーから”ゴーイング・メリー号”を譲り受けたルフィ達は、ウソップを新たに仲間に加え、大海原を進んでいた。
海賊船らしく海賊旗を掲げようと、ペンキとハケを手にしたルフィは旗を作っていた。
「よし！かけたぞ！」
「んだよこれ。」
絵心の全く無いルフィ。
「ルフィ……私が描くよ」
_______________
「出来た」
「いいっちゃーいいけど……ルフィに似せすぎじゃねーか？」
その絵はルフィの顔の頬にドクロが描かれている妙に上手い絵だった。
「それは海賊旗じゃないわよ！ただの肖像画だろ！」
「仕方ねえな俺が描いてやるよ！」
_______________
「出来たぞ！」
「なんでお前がメインなんだよ」
ウソップが変わって描いた絵はウソップを象徴とした絵だった。
「ずびばぜん……ちゃんと描きます」
Aにグーパンチされたウソップは正座して謝罪。新たに描き始めた。
_______________
「よし！出来たぞ！！」
彼に代わって、ウソップが一仕事。
見事な旗を作り、帆にもマークを描き、メリー号は
海賊船らしく生まれ変わった。
「？！！砲弾だぞ！！」
「うおぉぉお！」
ルフィは次に砲台を見つけて大砲を撃ち始める。
「当ててやる！……あり？」
だが、まったく的に当てられない。
「仕方ねえな！俺があの岩山に当ててやるよ」
見かねたウソップが遠くの岩山に狙いを定める。
「うおおお！」
見事命中。
「ウソップ！お前は狙撃手だ！」
ルフィは意外な才能を見せるウソップを”狙撃手”に
任命した。
一通りやり終えた彼らは、メリー号の中の食堂で
くつろぎながら、次に必要な仲間のことを考えていた。
「まずコックだろ」
「いや、音楽家だな」
「……船大工」
”コック”が必要だと言う３人と、”音楽家”が必要だ
というルフィに"船大工"が必要だと言うA。
そんな彼らの船に、突然一人の男が襲撃してきた。
「てめェら全員ブッ殺してやる！！！」
突然乗り込んできて大暴れする彼は、
「おれの相棒を殺す気かァ！！！」
とルフィに切りかかる
が、難なくかわされ壁に叩きつけられてしまう。
天を仰ぐ男。
彼をゾロが見て言う。
５巻４３話「サンジ登場」→←▼５巻４１話「海へ」※オリジナルが占めてます。
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作者名：白兎P | 作成日時：2018年3月31日 10時
