▼５巻４１話「海へ」※オリジナルが占めてます。 ページ27
まだ、小さい時に遡る。
「……ルフィ？ルフィどこ」
私は山で一人でお留守番してた。
ルフィはトイレに行くとか行ったっきり戻ってこなかった。
そして、心配になった私は探しに行くことにした。
__________
「ルフィ！！」
ルフィをあれから1時間かけてようやく見つけた。
ルフィの足には強く切られた跡が。
「……」
「A！！」
ルフィは泣きながら私の方に走ってきた。
「おい、お前が傷をつけたのか？」
「ああ？そいつは宝を返せって殴ってきやがったからやり返しただけだぜ？」
「お前が傷をつけた。……」
そこで、男は閃いたようにいいだす。
「お前！ファナリスだろ？ファナリスはな！！戦闘に飢えた民族で、一族は生まれた時から殺し合いをするという血を宛に生きていた民族らしいぜ！！」
……
「それがどうした。お前だけは許さない」
「お前は人間に混ざってるがな！！」
__ファナリスの血が流れてる限り人を殺すんだよ！！お前は将来、ファナリスの血に取り込まれて戦闘でしか生きられないんだな！！__
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ということがあって……
私はファナリスの血に取り込まれてしまってはいけないと言うことになった。
「っなのに……なのに、私は取り込まれてしまった……弱虫だ。私は弱いんだ。」
Aはネガティブになってしまっていた。
その時、
「Aー！！」
ルフィの呼ぶ声が聞こえてきた。
Aはなんだかルフィの元に行く気が無かった。
「……逃げてしまいたい。」
「A！！お前は充分強いだろ！逃げるなんていうなよ！」
どうやらルフィはいつの間にか、こちらの方にきていて、私の呟きを聞いてしまったらしい。
「……っ私は弱い。…ルフィの邪魔になるだけだよ」
「俺はAが行かないんだったら俺は海賊を辞める！！」
……え？
「な！！ルフィお前は俺を誘っといて辞める気かよ！！」
「そうだぞ！」
……っどうして私の為に！！
「っ……どうして…私は弱いんだ。ルフィよりも……っそんなんでもいいの？」
「おう！」
Aは泣きながらルフィに抱き着く。
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作者名：白兎P | 作成日時：2018年3月31日 10時
