▼４巻３２話「大凶」 ページ16
カヤを攫おうとする海賊達を圧倒するルフィとゾロ。だが、彼らの前に船の番人”ニャーバン・兄弟”が降り立った。
一見弱そうに見えたシャムだったが、油断したゾロから刀を奪い取る。
「こんなのいらねえ！」
「ああ！」
興味を示さなかったのか刀を後ろに放り投げたシャムに怒るゾロは、シャムを一太刀。
真っ二つに斬り裂き、刀を奪い返しに走る。
だが、斬ったはずのシャムが後ろからゾロを羽交い絞めにした
「残念だったな！！俺様は猫背なんだよ！！」
シャムはそのネコ背でかわしていたのだ。
そして、
「ブチ！！今だ！」
ゾロを押し倒し、ブチに指示を送る。
巨体のブチが高く飛び上がり、地面を踏み潰す。
間一髪逃れたゾロのいた地面にヒビが入っていた。
「なんちゅう奴だ。あんなの食らったら終わりだぜ」
さらに”ニャーバン・兄弟”が襲い掛かるが、ゾロは
慣れない一刀流で防戦一方。
苦戦するゾロを助けようと、ウソップが援護すべく
”鉛星”を放った。
しかし、
「っくそ！」
「あんた、何味方に当ててんのよ！！」
「いや違ぇ……あいつ、自分から当たりやがったんだよ！！」
だが、ゾロは身体を入れ替えて自らその弾を受ける。
「……ゾロ、ウソップが標的にされないようにしてるの……」
そう、ニャーバン・兄弟がウソップに標的を変えてしまうことを防いだのだ。
「仕方ないわね！次は私の番よ！」
次にナミが動く。何故か敵に突っ込んだかと思われたが……
「あそこね！」
坂下に転がるゾロの刀を取りに走ったのだ。
だが、ジャンゴがそれに気付き彼のチャクラムでナミは切り裂かれてしまう_____
絶体絶命かと思われた瞬間、海賊達が怯えて震え出したのだ。
「なかなか計画が進まねェと思ったら…何だ このザマはァ！！！！！」
キャプテンクロが現れたのだ。キャプテン・クロは怒りを爆発させた。
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作者名：白兎P | 作成日時：2018年3月31日 10時
