冷酷アンサー！2 ページ9
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「おお、やはり。もしやと思って来てみたがマレウスは来ておらなんだか。
“また”式典の知らせが届いていなかったとみえる。」
お宅の王さまハブられてますね
「申しわけありません。決して仲間はずれにしたわけじゃないんですよ。」
「どうも彼には声をかけづらいオーラがあるんだよね。」
『それを仲間外れというのでは…？？？』
「まあよい。ディアソムニア寮の者はわしに付いてくるがいい。……あやつ、拗ねていなければ良いが……」
なんで拗ねるようなヤツを怖がるかな
「さて、Aさん。大変残念なことですが……
貴方には、この学園から出て行ってもらわねばなりません。
魔法の力を持たない者をこの学園へ入学させるわけにはいかない。
心配はいりません。闇の鏡がすぐに故郷へ送り返してくれるでしょう。
さあ、扉の中へ。強く故郷のことを念じて………」
えぇっと可愛いかわいいツンデレかっちゃん…
初心でかわいいデクくん…
お父さんとお母さん…
「さあ闇の鏡よ！この者をあるべき場所へ導きたまえ！」
「………………」
『ヘンジガ ナイ タダノ シカバネノ ヨウダ』
「ゴ、ゴホン……もう一度。闇の鏡よ！この者を…「どこにもない……」…え？」
「この者のあるべき場所はこの世界のどこにも無い……無である。」
知ってた…そうなるよね…
「なんですって？そんなこと有り得ない！ああ、もう今日は有り得ないのオンパレードです。」
「………………」
「私が学園長になってから、こんなことは初めてでどうしていいか……。
そもそも貴方どこの国から来たんです？」
『たぶん異世界の日本という国です』
「……聞いたことのない地名ですね。
私は世界中からやってきた生徒の出身地は全て把握していますが、そんな地名は聞いたことがない。
一度図書館で調べてみましょう。」
異世界はスルーなんだ…
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作者名：リィ | 作成日時：2022年10月7日 18時
