Daily Life~赤~

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「あっという間やったなぁ」




繋いだ手はジャングルジムを降りるために
あっけなく離れて。



帰ろ、と笑う彼の後ろをとぼとぼついていく。





５ヶ月経つというのに、ましてや
イベントまであったのに。




さっきまで感じていた寂しさは、
私に魅力がないんじゃないか、という
不安に変わっていった。




夜のセンチメンタルからか、
目の縁に涙がたまって一筋こぼれる。




私があまり話さないことに
違和感を覚えたのか、大毅が
首だけ振り向いた。




「A？」


「んっ？」



それでもやっぱり可愛くない私は、
嫌われないように何もない振りを
してしまう。




「や、なんか元気ない？」



「んー？元気だよ」




そう答えると、大毅がふと街灯の下で
立ち止まった。




目が合うと、やばい、と思ったが
すでに遅し。





大きく目を見開いた彼に、
泣いていることに気づかれたと
すぐに悟った。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



お久し振りです、作者です。


本当にお久し振りです、はい。



最近更新できずすみません！


再開致します！

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