番外編＊担任が推しに変わった瞬間�� ページ35
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教室から見える空がオレンジ色に変わって、夕方の風が私達を揺らす。
彼に向き合うと、ゆっくりと私を見上げた。
先生の方が背が高いから、こんなアングルは初めてだ。
『じゃあ、先生。私、帰ります』
『...もう、大丈夫か?』
心配そうなその視線に、少しだけ微笑んで頷いた。
そんな様子に少しは安心してくれたのだろうか、先生もまた軽く微笑む。
『...じゃ、また明日』
『気をつけろよ』
その言葉に返事をして、私は教室を飛び出した。
朝から尽きなかったモヤモヤは何処かに行ってしまったみたい。
だってこんなにも清々しい、気持ちがいい。
やっとお別れが言えそうだ。
今日、お母さんに電話をかけてみよう。
そして、あの子の亡くなる直前の様子を沢山聞こう。写真も送ってもらおう。
スキップしながら、自分の住むアパートに帰った。
そんな相澤先生との密会から、数日たったころ
他のクラスメイトから相澤先生が大の猫好きだということを知り、私はあの涙のワケを知った。
そして
『え、あの面で猫好き?は、ギャップやばない、好き』
私は簡単に彼のギャップにやられ、恋に落ちる。
こういうわけで、私は相澤先生推しになったのだ。
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『...と、こういうわけです』
『思ってた以上に、...なんか悪い』
話が終わり、鋭児郎を見ると彼は「ねこ...」と呟いたまま、下を俯いた。
その姿があの日の相澤先生が被って、どうにも笑いがこらえきれなくなる。
『何笑ってんだよ...』
『だって、鋭児郎ッ...ふ、落ち込んじゃうからふふっ」
『落ち込むだろ。』
もう何か月も前のことなのに、こうやって人の痛みを自分の痛みかのように感じてくれる、彼が好きだ。
少しだけ彼を見つめて微笑むと、鋭児郎はおずおずと私を見つめた。
「あのさ、」とだけ言って口をもごもごさせる彼。
『...本当は少し、嫉妬してた」
そんな不意を突かれた思わぬ言葉に、目を見開く。
そして、先程の彼との会話を思い出し、なるほどそういうことかと納得した。
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
