開催文化祭�� ページ4
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『最初どこ行くよ』
『何か食べたーい』
『食い意地張ってんな』
二人で歩きながらパンフレットを見て、食べ物を販売しているクラスを探す。
流石雄英、色々揃っている。
クレープ、たこ焼き、からあげ、わたがし...
『クレープ食べたい』
その中でも、私の身体が甘いものを欲していて、目に留まったクレープをすっと指さした。
きっとさっきの緊張と不安でストレスが溜まったんだ、溜まってなくても食べるけど！！！
『んじゃ、行くか』
どれどれ、とクレープの販売場所をマップで確認し、範太はそれをポケットにしまう。
そして、不意に出される左手。
『...ん？』
その手の意味が分からず私は首を傾げた。
範太はがっと私の右手をとって、自分の左手に重ねる。
そして、その手がぎゅっと握られた瞬間、彼の行為の意味を理解した私は『ほ、』と変な声をあげた。
『......今日だけ、いい？』
そう言った範太の顔には余裕なんてなかった、
少しだけ照れたように目線を外して、私の右手をぎゅっと握りしめる。
ぱちぱちと瞬きを繰り返し、2度3度と彼と繋がれた右手を見つめた。
数コンマ遅れて、きゅっと彼の左手を握り返すと、ぴくっと彼が動いたような気がする。
『...いいよ、』
私の蚊の鳴くような声をきいて、彼はまた無邪気に笑ったのだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『ったく、彼奴等どこ行ったんだよ...』
意味わかんねぇ、と少々苛ついた様子でアホ面は片手で頭をかく。
そして、その言葉を聞いて
『あれ、後の二人は？』
と後からやってきたクソ髪が先程の経緯を奴に問いた。
俺は未だ彼奴等が去っていった道のりをぼーっと見つめていた。
『瀬呂とAどっか行っちまった』
はあ、と溜息をついたアホ面と、『え？』と面食らったような顔をしたクソ髪。
ふと我に返ると、胸やけしたみたいに苛々した気持ちがせりあがってきて、頭を乱暴に掻く
『...もしかして、あん時言ってたやつか？』
『は？』
『ほら、文化祭でAの気持ち改めて確かめるって、瀬呂言ってただろ』
ああ、そういえばそんなこともあった、と頭の隅で考える。
『にしても今かよ！！』
あああ、と頭を抱えたアホ面ははぁと大きなため息をつき、ゆっくり体を起こした。
『...ま、しゃーねーか、邪魔はできねぇ』
俺たちもいこーぜ、という奴に何となくついていく
苛々はまだ収まらない
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出水紫苑 - 爆豪ぉぉぉぉおぉおぉぉお！！！ (2023年2月22日 16時) (
レス) @page23 id: 461bd7d92a (このIDを非表示/違反報告)
ももたろう(プロフ) - 本当に好きです.........最高すぎます(´TωT｀)心がぎゅうるんってなって（語彙力）涙なしでは見られませんでしたぁぁぁ(´；ω；｀) (2022年5月20日 22時) (レス) @page28 id: 8a120375b5 (このIDを非表示/違反報告)
隣の緑 - お、推しが、爆豪派閥が尊い！aya様、貴女は、神様ですか？ (2021年8月3日 13時) (レス) id: 01d7461e9f (このIDを非表示/違反報告)
しょう - 感動して涙出ました。 (2021年7月18日 23時) (レス) id: 427116d3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - さ、最推しと付き合ってくれてありがとうございます、、。まじでこの小説好きです。出てくる人みんな好きすぎて尊いですありがとうございました。 (2021年3月9日 0時) (レス) id: fec159ffdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月23日 19時
