周る�� ページ6
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今回のテストは自信があると、今朝瀬呂に宣言した通り、
実際、テストは今までで最高に上手くいったと思った。
『あ〜疲れた』
『今回やべぇかも』
横で項垂れる切島に「俺は出来たぜ」といつもならドヤ顔でマウントを取るところなのだが、今日はそんな気分じゃなかった。それは、きっとあの訳の分からない感情がぐるぐるしてるから。
午前中の筆記試験を終えて、午後からは演習の試験。
「だるい」「やばい」とぐだぐだ言いながらいつものメンバーで教室を出ようとしたその瞬間だった。
『(...あれ)』
机の上で突っ伏した彼女の姿が目に入り、思わず足を止めた。
「どうした？」と切島が此方に戻ってくるが、確信もないのに何かを言えるわけもなく。
いや、と煮え切らない返事を返した。それを聞いて怪訝そうに此方を見つめる切島そっちのけで、上鳴は彼女のことを凝視する。
『(...どうしたんだ、体調悪いとか、)』
声を掛けようか迷いつつもこれは行くべきだろうと判断して。一歩教室に踏み出したその時だった。
急に彼女ががばっと立ち上がる。
「うお、」と思わず軽い声が漏れたが、きっと彼女には聞こえていないだろう。
立ち上がった彼女は周りにいた芦戸や耳郎に声をかけて、上鳴達がいるところの反対側のドアから、せっせと出て行ってしまった。
『(...なんだ、大丈夫そう、)』
ほっと胸を撫でおろす。一瞬の間に見た彼女の顔はいつも通り笑顔で、少し眠かっただけなのかもしれないと勝手に結論付ける。
『おい、何してんだ、行くぞー』
呆れたような瀬呂の声が耳に入り、はっとする。慌てて上鳴も教室のドアを潜り抜けた。
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『今回の演習試験は、班別での対抗戦。しっかり励めよ』
担任のそんな気だるげな声を聞いて、皆が一斉に気合を入れる。筆記試験が出来ていても、この演習試験を乗り越えなければ平和な日常は戻ってこない。
無論、上鳴もその中の一人。
『あれ、切島一緒じゃん』
『おお！頑張ろーぜ！！』
『まぁなんか安心したわ、、他はっと、』
仲の良い切島が同じ班にいたことから少しだけほっとする。他のメンバーも常闇、蛙吹と何だか頼れるクラスメイトが集結していて、これはいいんじゃないかと口角があがる。
だが、
『あ、土坂敵じゃん』
『え』
改めてみる対戦票を確認して青ざめる。
...できれば当たりたくなかった...
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無気力に自信が有る人 - 続きがあるようで無い終わり方……？君○代みたいに。更新してもらいたいですね。面白くて大好きな作品なんで！恐らく更新してない期間が１ヶ月以上続いたんですよね。それで、、、。せめて更新停止だったら希望があるんですが。 (2022年2月8日 0時) (
レス) @page23 id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
ふぬ - これで終わりはないわwww (2022年1月16日 2時) (レス) @page23 id: 2680fe3345 (このIDを非表示/違反報告)
上鳴とりあ@個性:帯電と宝石(プロフ) - 続き気になります…とても面白いです！ (2021年7月8日 0時) (レス) id: 49f19b8511 (このIDを非表示/違反報告)
兎斗(プロフ) - え、お、終わり…？ですか…？続きが気になりすぎます…どうか更新してください…！！ (2021年7月4日 20時) (レス) id: d97bb948a4 (このIDを非表示/違反報告)
ミツキmitsuki(プロフ) - これで終わったら悲しい‥‥ (2021年7月4日 17時) (レス) id: 75866be232 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年6月28日 20時
