anotherstory06 ページ45
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『...エ、ちょっとなんでそれ』
『見つけた、引き出しの3段目』
置いてあったのは、所謂...その、そういういかがわしいDVD。
だらだらと汗が流れる。油断していた、もう少し分かりにくいとこに隠せばよかった。
『...範太は胸が大きい子が好きなんだね』
そんな彼女の呟きと冷ややかな視線にぐっと言葉を詰まらせた。
『...範太はDVD派なんだね』
『え、そこ？』
最近は上鳴にスマホの方が良いと薦められてはいたが。
...くっそ、やはりスマホで見ればよかった。
いやそういうわけじゃないか。
ソファの上で体操座りをして、なんだか落ち込んでいる様子のA。
取り敢えず、持ってる鞄を床に置いて、彼女の横に座った。
『...いや、俺も健全な成人男性なのでね』
『分かってる』
『ウッス、スイマセン』
二年間も彼女がいない状態で、ヒーロー活動ばっかしてるとやっぱり溜まってくるもんがあるから、
...うん、
『...プリン食べる？』
『いらない』
『ウッス』
いつもならプリンで釣れるのに。
こりゃあ、長い。絶対長引く。だが今回に関しては俺が悪い、
どうするかな。
...
迷った末、彼女の頭をぽんぽんと撫でる。
『...触んなおっ●い聖人』
『ひでえ』
「事実でしょ」と言われて、...うーん、いや違うんだけど。
そうだけど違うみたいな...うーん
ますます顔を隠してしまったAを見て、こりゃあ本当のことを話すしかないなと覚悟を決めた。
...絶対怒られるけど。
『...胸が大きいのはまぁ、嫌いじゃないけどさ』
ぎりっと彼女の鋭い視線が飛んできて面食らう。
怖い。怖いって。
それをどうどうと宥めながら、改めて口を開く。
『俺がそのDVD選んだの、胸が理由じゃないから』
『...じゃあなに』
ぽりぽりと頭を掻く。
言っていいものか、...彼女からの訝し気な視線に耐えられず、言うしかないのだと。
『...声』
『声ェ！？』
「なにそれ、意味わかんない」とまたも顔を埋めてしまう。
しまった、こっちを先に言うんじゃなかった。ますます機嫌が悪くなってしまう。
彼女の手を握る。
『...だから、これに出てる女優の声が、お前の声に似てんの』
彼女の手がぴくっと動いた。
そして、ゆっくりと顔を覗かせ、...わあ真っ赤だ。
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ぽん - 好きすぎる。本当に好きです書いてくださってありがとうございます解釈一致すぎてもう一生瀬呂夢これしか読めない（；＿；）♡ (2023年1月21日 23時) (
レス) @page47 id: bfc2e6fd8d (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - ぁぁぁぁぁぁぁぁ……見るの凄い遅れてますね……泣きました…なんか…良かったです……くっ付けて……瀬呂推しなんで心がヤバいですw (2022年2月13日 22時) (レス) @page47 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
りるまろ - 瀬呂に落ちた (2021年8月8日 11時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - 3回くらい泣きました…幸せをありがとうございます。瀬呂くん大好きです(TT) (2020年7月20日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
NAGI(プロフ) - ayaさん» やった(´∀｀*)ありがとうございます！ぜひ！ (2020年5月13日 8時) (レス) id: 8404e24904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月30日 18時
