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『...ただいま』
『おかえ、...うっわ、お酒臭い』
『飲んできた...』
深夜零時を回ったころ、珍しくふらふらしている範太が家にやってきた。
...あの、彼とヨリを戻したあの日から会える日にはできるだけどちらかの家に行くことが自然とルールみたいになっていて。
今日は、彼が私の家に来る日。
電気くんと飲んでくるというから、私も行きたいといったのだけれど「男同士の話し合い」だとかで拒否された。
範太がこんなにふらついているのは初めて見る。...此奴マジで酔わないからな
壁に手を尽きながらリビングに促す。
冷蔵庫から、ミネラルウォーターを取り出してそれをコップに注ぐと彼に手渡した。
『...ありがと』
か細い声にくすっと笑う。
ほんと、どんだけ飲んできたの。
ソファに腰かけて項垂れた彼の横に座る。
身長差的に私の頭が丁度彼の肩あたりにくるから、そのまま身を預けた。
『...なに、甘えたなの?』
『...そうかも』
水を飲んで調子を取り戻してきたのか、いつもの悪い笑顔で私を見た。
あの頃だったら、「な訳ないでしょ!」とか言って反抗していたところだが。
...私も大人になったのか、素直に言葉を口にする。
けらけら笑う範太。
『今日、上鳴に結婚式呼んでって言われた』
『ええ、何それ...』
「流石に気が早いよ」と笑う。
私も範太も24だし、まだまだ働き盛り。...それによりを戻したのはほんの数日前だ。
『...うん、俺もそう思った』
静かに言われて、まあそうだよねと私も頷く。
そのままこの話題は終わりかと思ったが、何やら彼が「でも...」と言葉を続ける。
ぎゅっと、いきなり左手が握られて。
『...家帰ったらお前が出迎えてくれて、こうやって傍にいてくれて。そんな生活は、悪くないって思う。』
どくんと胸が高鳴った。
『...いつになるかは、まだ分かんないけど。その時がきたら...』
彼と目が合って、彼と向き合って。
『その時がきたら、絶対言うから、...待っててくれる?』
こんなムードもくそもないところで言う台詞じゃないし、酔っているから本気で言ってるのかは分からない。
...けど
『...仕方ないなぁ。』
彼の右手をぎゅっと握り返した。
微笑んで、範太を見つめる。
『...早くいってくれないと又逃げちゃうからね』
『...それは勘弁して』
くすくす笑いあって、見つめあって。
ゆっくりと唇が重なった。
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ぽん - 好きすぎる。本当に好きです書いてくださってありがとうございます解釈一致すぎてもう一生瀬呂夢これしか読めない（；＿；）♡ (2023年1月21日 23時) (
レス) @page47 id: bfc2e6fd8d (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - ぁぁぁぁぁぁぁぁ……見るの凄い遅れてますね……泣きました…なんか…良かったです……くっ付けて……瀬呂推しなんで心がヤバいですw (2022年2月13日 22時) (レス) @page47 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
りるまろ - 瀬呂に落ちた (2021年8月8日 11時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - 3回くらい泣きました…幸せをありがとうございます。瀬呂くん大好きです(TT) (2020年7月20日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
NAGI(プロフ) - ayaさん» やった(´∀｀*)ありがとうございます！ぜひ！ (2020年5月13日 8時) (レス) id: 8404e24904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月30日 18時
