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朝、携帯のアラームの音で目が覚める。
欠伸を落として、アラームを消すためにサイドテーブルに手を伸ばした。
ホームボタンを押して、通知を確認すると、3件。
一つは電気くんから。律儀にもわざわざメッセを送ってくれていたらしい。
昨日は早く寝てしまったから気が付かなかった。
後で返信しないと
後の二つは...
『...なにこれ』
登録されていない電話番号が二つ、並んでいる。
...迷惑電話?
普段からこういう知らない番号から来た電話は出ないようにしている。
気味が悪いから、その通知を直ぐに消してベッドから降りた。
電気ポットに水を適当に入れて、スイッチを押した。
インスタントのコーヒーを適当にマグカップに入れて、沸騰したお湯をそこに注いで。
傍にあったリモコンに手を伸ばし、テレビをつけた。
ぱっと映ったのは、ある災害現場。
あんまり大きい災害ではなかったらしいけど、こういうのを見るとひとり暮らしも少しだけ不安になる。
『...範太も、』
...範太も、もしかしたらいるのだろうか。
このニュースに映ってはいないけど、もしかしたら。
そんなことを考えている間にテレビが切り替わり、先程とは打って変わって明るい声でアナウンサーが話し出す。
まぁ、いたからどうなんだってね、。
『もう関係ないし。』
カップに残ったコーヒーをぐいと飲みほした。
いつもより苦い気がしたのは、コーヒーの粉を入れすぎてしまったからだろうか。
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【『今日、飯行かん?』】
そんなメッセージが電気くんから届いたのは、初めて彼と食事をしたあの日から5日程立った頃だった。それを昼休憩に確認して、思わず飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになる。
咽かえりそうになるのを抑えながら、再び画面を確認した。
...この前言ってたの、社交辞令じゃなかったんだ。
本当にコミュ力高いんだな、この人。
左手に持ったおにぎりを一口食べて、携帯の画面をスライドさせる。
文字を打つ親指が右往左往して、...どう返信しよう
数分、画面を見つめて、最後の一口になってしまったおにぎりを勢いよく口に入れた。
キーボードを親指でポチポチ押して文面を作成する。
最後に送信ボタンを押して、やっと一息。
『夢野ー、そろそろ昼休憩終わるよ』
『あ、はい』
先輩の声に返事をして、机に広げたコンビニ袋を持って、その場を後にした。
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ぽん - 好きすぎる。本当に好きです書いてくださってありがとうございます解釈一致すぎてもう一生瀬呂夢これしか読めない（；＿；）♡ (2023年1月21日 23時) (
レス) @page47 id: bfc2e6fd8d (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - ぁぁぁぁぁぁぁぁ……見るの凄い遅れてますね……泣きました…なんか…良かったです……くっ付けて……瀬呂推しなんで心がヤバいですw (2022年2月13日 22時) (レス) @page47 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
りるまろ - 瀬呂に落ちた (2021年8月8日 11時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - 3回くらい泣きました…幸せをありがとうございます。瀬呂くん大好きです(TT) (2020年7月20日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
NAGI(プロフ) - ayaさん» やった(´∀｀*)ありがとうございます！ぜひ！ (2020年5月13日 8時) (レス) id: 8404e24904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月30日 18時
