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すっとぼけたそのイラッとする口調に振り返ると、にやりと笑う先輩。
あと一歩だと思ったのだろうか。口を開いた彼女から
『あー、そういえばあのミス、カバーするの滅茶苦茶大変だったわぁ』
加えて、そんな言葉が飛んできて。
...新人時代からお世話になっている先輩からのその一言は、非常にきつい。
私は持っていた鞄と共にだらりと項垂れた。
『...終わったら直ぐ帰りますからね』
サヨウナラ、私の吉●亮。
サヨウナラ、私の華金。
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別に合コンに行くこと自体はどうでもよかった。
楽しみにしていたドラマを見ることが出来ないのは残念だが、酒が飲めることには変わりない。
私は酒が大好きである、楽しく飲めるなら、まぁ多少知らない男がいても愛想笑いで乗り切れる。
...そう思っていたのに。
遅れて入った居酒屋で、座布団に腰を下ろして、ふうと溜息をつき。
男性陣の顔を見渡した時だった。
『え、』
『は、？』
...なんでお前がいる。
きっとお互いそう思ったことだろう。
テーブル挟んで、左斜め前に座っていたのは、まさかの高校大学時代共にずっと付き合っていた元カレで。(二年前に別れた)
ええと、どうすればいいのだ、という一心でほんの数秒彼を見つめてみると、スッと視線を外されて。
柄にもなく、カチンとくる。
ええ、ああ、そうですか。
他人のフリですか。
...ならこっちだって
そんな気持ちを無理矢理笑顔に変えて、「私、生一つ」と店員さんに告げた。
『いや、ほんと綺麗です』
『やだ、嬉しい、』
そして今。
隣にいる先輩と元カレがこれ以上なくイチャコラしてやがる。
おい、先輩、職場でそんな声出したことないだろ、知ってんだかんな
そして、お前はよくもいけしゃあしゃあと元カノの前で...
ぐいっとジョッキを口に付けると、中に入っていたビールは空になっていた。
いつの間に、なくなっていたのだろう
『あ、夢野さん。ビール頼む？』
目の前にいた男性が、私の空になったジョッキを見て告げた。
何て気の利くひとなんだろう
『あ、じゃあお願いします』
彼はにこりと笑って、店員に「生二つで」と言い、くるっと私の方を向いた。
『夢野さん、いい飲みっぷりだよね。お酒好きなの？』
『あー、好きです』
『へぇ、何が好きなの？』
彼と無難に話を続けながら、運ばれてきたビールをまたもぐいっと飲みほした。
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ぽん - 好きすぎる。本当に好きです書いてくださってありがとうございます解釈一致すぎてもう一生瀬呂夢これしか読めない（；＿；）♡ (2023年1月21日 23時) (
レス) @page47 id: bfc2e6fd8d (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - ぁぁぁぁぁぁぁぁ……見るの凄い遅れてますね……泣きました…なんか…良かったです……くっ付けて……瀬呂推しなんで心がヤバいですw (2022年2月13日 22時) (レス) @page47 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
りるまろ - 瀬呂に落ちた (2021年8月8日 11時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - 3回くらい泣きました…幸せをありがとうございます。瀬呂くん大好きです(TT) (2020年7月20日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
NAGI(プロフ) - ayaさん» やった(´∀｀*)ありがとうございます！ぜひ！ (2020年5月13日 8時) (レス) id: 8404e24904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月30日 18時
