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5回目の告白。
2年生冬。
1年前と同じ日、同じ場所
彼を呼び出した。
『...何回も言うけど、好きです』
これで駄目だったら、諦めよう。
そういえば、友達が今度合コンするって言ってたな、私も入れてもらおう。
...こんなに焦がれる相手に出会える気はしないけど。
そんなことを考えながら、ぎゅっと目を瞑って下を向いた。
こんなに彼の返事が聞こえるのが遅いのは、私の精神的なもののせいなのか。
全神経を耳に集中させると、彼がはぁ、と溜息をついた。
その溜息に、ぴくっと肩を動かす。
やっぱり、駄目だろうか
『...あー、俺の負けだわ』
...。
『え』
てっきり、いつもみたいに「ごめん」と言われるとばかり思っていたから、私は驚いて顔をあげた。
そこには、普段の飄々とした余裕そうな顔はなくて、少しだけ頬を赤く染めて立っている彼がいる。
片手で頭を掻いて、もう一度溜息をつく。
驚いて、目を開けたままの私に瀬呂くんは一歩近づいた。
『...最近、お前が気になって仕方がねーんだけど』
『多分、俺も好き』
今までの想いが全て報われた瞬間。
いつもより寒くて雪が今にも降り出しそうな、お世辞にも天気がいいとは言えない日。
高校2年生の冬だった。
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交際は、私達が高校を卒業しても続いた。
範太はあるヒーローのサイドキックとして、私は大学生になった。
高校の時より、一緒にいる時間ははるかに減った、だけど比較的余裕のある大学3年生までの間は私が積極的に会いに行ってたし、範太も忙しい時間をぬって会いに来てくれた。
『アイス!アイス買ってこ!!』
『はいはい、あんま走んなよ、子供じゃないんだから』
彼の休みの日には、一緒に料理もしたし、お風呂上りにはアイスも食べたし。
...勿論、キスも、キス以上のことも。それなりに
同じ大学内に彼氏がいる子に比べたら、圧倒的に一緒に過ごす時間は少なかったけど、それでも良かった。
『えー遠距離なの?寂しくない?』
『いやいや、遠距離だからこそたまに会えた時の喜びが半端ないっていうか...』
『そんなもん?』
『そんなもん!!』
事実、そんなもんだった。
範太のお仕事上、付き合ってることが公になってもあれだなーと思ったから、写真とかは見せることが出来なくて、それがちょっと寂しかったけど。
(自慢したかった)
考えることは、いつ範太に会えるかどうか。それだけだった。
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ぽん - 好きすぎる。本当に好きです書いてくださってありがとうございます解釈一致すぎてもう一生瀬呂夢これしか読めない（；＿；）♡ (2023年1月21日 23時) (
レス) @page47 id: bfc2e6fd8d (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ - ぁぁぁぁぁぁぁぁ……見るの凄い遅れてますね……泣きました…なんか…良かったです……くっ付けて……瀬呂推しなんで心がヤバいですw (2022年2月13日 22時) (レス) @page47 id: bcf7c7e9de (このIDを非表示/違反報告)
りるまろ - 瀬呂に落ちた (2021年8月8日 11時) (レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
菜一郎(プロフ) - 3回くらい泣きました…幸せをありがとうございます。瀬呂くん大好きです(TT) (2020年7月20日 13時) (レス) id: 2c549b1da3 (このIDを非表示/違反報告)
NAGI(プロフ) - ayaさん» やった(´∀｀*)ありがとうございます！ぜひ！ (2020年5月13日 8時) (レス) id: 8404e24904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月30日 18時
