ホラー映画�� ページ3
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『案外、面白かったな』
『ねー、主演の俳優がイケメンだった』
映画のエンドロールが終わったあと、ワイワイと話しながら私達はソファから立ち上がる。
だが、1人だけ腰を抜かして立ち上がれない馬鹿がいた。
くい、っと私の服の袖を掴んだ電気は震えながら言う。
『……ちょ、マジ、部屋の前まで着いてきてくんね？』
『……え、無理』
なんで！！！！と地面に転がる電気を無視して範太は欠伸を零しながら部屋から出ていった。
電気はどうやら男のプライドというものを捨てたようで。
残されたのは私達だけである。
ああああ、と声をあげながら悶絶する彼を冷たい視線で見つめていると、最後の手段だとでも言うように彼はこちらを見上げた。
『おねがい！！プリン奢るから！！！！』
『よし、いこっか。』
プリンに勝てるものはこの世にない。
__________
『……な、なあ、そこ何か居ない？』
『いないいない』
『……なんか、後ろ着いてきてね？』
『来てない来てない』
おわかりだろうか、数分おきにこれである。
がたがたブルブルと震える電気は私の腕に引っ付き離れようとしない。
なんだこれ男女逆転してんじゃん、
怖がる電気とは対照的に私は全く微塵も怖くないのでずんずん廊下を進む。
『……あーもういるわ、この寮絶対いるわ』
『いないいない』
なんでこの寮にいると思ってんだよ、新築だぞ。
いるわけないでしょ、てかいてたまるか！！！
『……俺分かんだよ、あれ、オーラ的なあれで』
『わからないわからない』
なんだオーラ的なあれって。
何とか怖がり続ける電気を引っ張って彼の部屋の前まで行く。
『ほら、着いたよ』
『……A、まじで感謝…』
震えながら自分の部屋に戻ろうとする電気を見届け、私は踵を返して自室に帰ろうとした。
が、
ガシッといきなり腕を掴まれ、振り返ると、何故か電気がこちらを見つめている
その神妙そうな面持ちに何を言われるのかとゴクリと唾を飲み込む。
ゆっくり口を開いた彼はこう告げた
『……一緒に寝てくんない？』
『死ね』
『ひでえ！！！！』
彼の腕をばっと振りほどき、私は廊下を歩く。
後ろから彼の叫び声が聞こえたがそれはきっと気のせいだろう。
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no name(プロフ) - 私、気づいてしまったんです…。私は最終章（？）を一番に読んでしまったんです…！笑それに気づいて1と2も読ませていただきました！爆豪派閥に入りたすぎて、このお話が本当にあったらなぁ…とずっと思ってました笑とにかく面白くてキュンキュンする作品をありがとう！ (2021年9月27日 0時) (
レス) @page36 id: b6b1793042 (このIDを非表示/違反報告)
前歯 - え、天才ですか？きゅんきゅんが止まらないよーー！ (2021年8月26日 17時) (レス) id: 2516f56512 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - (・ー・)さん» 瀬呂くんの沼に入ると抜け出せませんよねわかりますうう！！！ほんとですか！！そう言ってもらえると頑張れます！！本当にいつもコメントありがとうございます！！！ (2020年4月23日 20時) (レス) id: cf80925120 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 瀬呂君好き！かっこよすぎる！ これからどうなっていくのかとても楽しみです！ 私はこの5人が推しなのでオチが誰になろうと嬉しいです♪ 明日の更新も楽しみにしています*^^* (2020年4月23日 15時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - (・ー・)さん» 誰が好きなんですかね(笑)皆さんの納得いくような結果じゃないかもですが、頑張ります！！本編完結次第、リクエスト書かせていただきますありがとうございます！！！ (2020年4月22日 22時) (レス) id: cf80925120 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年4月7日 21時
