海(2)�� ページ30
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そんな夕日を見ながら、電気は口を開く。
『……帰りはお前が前な』
『お前、今この感動的なシチュエーションで言うなよな』
何を言うのかと思ったら、帰りの自転車の心配である。
お前、巫山戯とんのかと言いたくなるが、彼との口喧嘩は何も生み出さなことをもう私は知っている。
ボソリと突っ込むだけにしといた。
辺りには人もいなくなり、周りにいるのはカップルばっかである。
もしかしたら私達もカップルに見えているのかも。
なんて考えて、こんなこと前にもあったなあとぼんやり思い出す。
『……なーんかさ。』
そんな感慨深い物思いに耽っていた私の隣でまたも電気が口を開く。
『最近さあ、瀬呂と爆豪がなにかと張り合ってんだけど、』
『お前、なんか知らねえ？』
その言葉を聞いて、ビクリと肩を動かした。
範太と、かっちゃん、
その2人の共通点を私は知っている。
……というか、これが自惚れでなければ多分私だ。
何をいえばいいのか分からず、私はゆっくり下を向く。
『……あー、やっぱ、お前かよ』
いきなり黙りを決め、何も言わなくなった私に色々と察したのだろう。
電気は納得納得、と腕を頭の後ろで組んで笑った。
『……瀬呂にはいつ？』
『…………最近、って程でもないか。2週間前くらい』
『まじで』
範太とあった一件は誰にも話していない。
というか誰にも話せなかった。
電気は『そんな前かよ』と驚いたように目を開けた。
私ももうそんな前か、という印象である。
ほんのつい最近あった出来事のように感じていたが、その間にも色々ありすぎて時間が経つ感覚が狂ってしまっている。
『ふーん、色々あんだなお前ら。』
電気はケラケラと笑った。
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aya(プロフ) - (・ー・)さん» あああもう嬉しいです(;_;)こんな妄想小説が1番でいいんですか！？！？！？めっちゃ嬉しいです、本当に見つけてくださってありがとうございます(;_;)(;_;) (2020年4月7日 21時) (
レス) id: 3b62513bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 今まで読んでいた夢小説の中でこの小説が一番好きなんですよ！しかもこの小説は私の推しばっかりで本当に見つけてよかったなとおもっています♪ これからも頑張ってください*^^* (2020年4月7日 20時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 羽さん» あああわかりみが深すぎます瀬呂くんに1回はまると抜け出せませんよね！？((((これからも瀬呂くんにキュンキュンして頂けたら幸いですヽ(^0^)ﾉ (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 毎回楽しませて頂いてます！とっても面白くてキュンキュンします！！瀬呂くんがかっこよすぎてもう辛いです笑笑 (2020年4月7日 17時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - リョンリョンさん» ええええ！？！？数あるヒロアカの神作品の中で1番ですか！？！？！？嬉しすぎて吐血しそうです((ありがとうございます泣 (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年3月30日 15時
