個性の話�� ページ24
______________
あの頃の私はなんというか素直で、まあそれはそれは可愛らしい女の子だったわけで
『私もどんどん花の名前覚えていったの』
『まあ、個性使う上で必要だしな。いんじゃね？』
『うん、今となっては感謝してる』
見たことがあり、名前を知っていないと私は個性を使うことが出来ないから、あの時お花の英才教育をたたき込んでくれたうちののほほん両親にはとても感謝してる。
“今となっては”だけどね……
『でもね、今は個性のコントロールが効くけどあの頃は出来ないわけじゃん？』
個性も能力のひとつ。使えば使うほどコントロールが出来るようになる。
だが、あのころの私はまだ個性が発現したばっかで
『結果として、タンポポだけじゃない、毎日違うお花を頭の上に咲かせるようになったのよ。私』
ガーベラ、薔薇、向日葵、紫陽花、カーネーション、……
毎日のようにお花の名前を覚えた私はなんの罰ゲームかと言うほど毎日毎日お花を発現させた。
そして、
毎日毎日頭のお花が代わる私に幼稚園の友達がつけたアダ名は
『……はな●っぱ』
私がそこまで言うと鋭児郎がブホォ！！と食べ物を喉につまらせながら笑い出す。
『お、お前、そんなアダ名だったのかよ……！！！』
ぶっははははははは！！！！！！とお腹を抱えながら大爆笑する鋭児郎に私はコメカミをぴくぴくさせながら拳をにぎりしめる。
そこまで笑う？
いまでもトラウマである。
まあ、当時も色々あったなあと思いながら
未だ笑うのを辞めない鋭児郎に拳を掲げ、私はにっこり笑った。
『それ以上笑ったらぶん殴る』
『うっす』
お父さんお母さん、私は立派に育ちました
___________
次の日
『お、おはようはな●っぱ……ぶふっ』
『おー、今日は花咲かせねえの？』
電気と範太がやけにニヤニヤしながら近づいてくるから何かと思ったら
『……鋭児郎ぶん殴る』
暫く渾名がはな●っぱになったことは言うまでもないだろう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 998人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aya(プロフ) - (・ー・)さん» あああもう嬉しいです(;_;)こんな妄想小説が1番でいいんですか！？！？！？めっちゃ嬉しいです、本当に見つけてくださってありがとうございます(;_;)(;_;) (2020年4月7日 21時) (
レス) id: 3b62513bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 今まで読んでいた夢小説の中でこの小説が一番好きなんですよ！しかもこの小説は私の推しばっかりで本当に見つけてよかったなとおもっています♪ これからも頑張ってください*^^* (2020年4月7日 20時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 羽さん» あああわかりみが深すぎます瀬呂くんに1回はまると抜け出せませんよね！？((((これからも瀬呂くんにキュンキュンして頂けたら幸いですヽ(^0^)ﾉ (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 毎回楽しませて頂いてます！とっても面白くてキュンキュンします！！瀬呂くんがかっこよすぎてもう辛いです笑笑 (2020年4月7日 17時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - リョンリョンさん» ええええ！？！？数あるヒロアカの神作品の中で1番ですか！？！？！？嬉しすぎて吐血しそうです((ありがとうございます泣 (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aya | 作成日時：2020年3月30日 15時
