個性の話�� ページ23
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『鋭児郎のその目のとこの傷って、どうしたん？』
昼休み、鋭児郎と2人でご飯を食べている時何となく気になって私は鋭児郎に問いかけた
ん？と反応した鋭児郎は片手で『ああ、これな、』とその傷を撫でる。
そして思い出深そうに口を開いた
『3歳の時にな、思いがけないタイミングで個性発現しちゃってよ、その時に』
あん時はびっくりしたなぁ、と感慨深そうに彼は言いながらうんうんと頷く。
彼の個性は硬化。
きっと硬くなった手とかで切っちゃったんだ。
それが初めての個性発現って、そりゃあびっくりするよね。
『痛い？』
『あん時は痛くてめちゃくちゃ泣いてたけど今は特にな』
がはは、と豪快に笑う鋭児郎を見ながら安心して私も釣られて笑った。
そして、私も初めての個性発現をふと思い出す。
『……そう言えば、私も初めて個性出た時は。』
あれは確か鋭児郎と同じ3歳の時。
いきなり話し始めた私に鋭児郎はん？と顔を向ける。
あの時は……確か。
『……何でかわかんないけど頭からタンポポ咲いた』
『タンポポ……？』
鋭児郎は面白そうに首を傾げる。
そう、タンポポ。
あの黄色い、道端に咲いているアレである。
私の個性は『植物操作』
自分の体から植物(見たことあるもの、名前を知っているもの限定で)を出したり、その植物の毒を操ったりすること。
また、私がたっている地面から半径50m以内にある植物も自由に操ることが出来るというもの。
『あのころ確か、やけにタンポポにハマっててさあ』
『毎日道に生えてるタンポポ引っこ抜いて遊んでたから』
引っこ抜いては家に持って帰り、花瓶に飾り枯らすというなんというか植物にとって残酷なことをしていた私。
……あはは、そんな私も立派に育ちました。
『へえ、そんなことあんだな』
感心したように鋭児郎は呟く。
まあ、そこで終わってたらタンポポ嬉しいヤッターで済むんだけど
はあ、と1つため息を落とす。
『……私の家さ、花屋じゃん？』
『あー、確かそうだっけ』
そうなんだよ、花屋なの。
『私が個性発現した時私の親が面白がっちゃってさ』
『毎日のように花の名前を教えられたわけ。1つずつ。』
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aya(プロフ) - (・ー・)さん» あああもう嬉しいです(;_;)こんな妄想小説が1番でいいんですか！？！？！？めっちゃ嬉しいです、本当に見つけてくださってありがとうございます(;_;)(;_;) (2020年4月7日 21時) (
レス) id: 3b62513bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 今まで読んでいた夢小説の中でこの小説が一番好きなんですよ！しかもこの小説は私の推しばっかりで本当に見つけてよかったなとおもっています♪ これからも頑張ってください*^^* (2020年4月7日 20時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 羽さん» あああわかりみが深すぎます瀬呂くんに1回はまると抜け出せませんよね！？((((これからも瀬呂くんにキュンキュンして頂けたら幸いですヽ(^0^)ﾉ (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 毎回楽しませて頂いてます！とっても面白くてキュンキュンします！！瀬呂くんがかっこよすぎてもう辛いです笑笑 (2020年4月7日 17時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - リョンリョンさん» ええええ！？！？数あるヒロアカの神作品の中で1番ですか！？！？！？嬉しすぎて吐血しそうです((ありがとうございます泣 (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年3月30日 15時
