バーベキュー�� ページ19
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いつから居たのだろう、目の前にいた範太は普段通りの顔をして、残りのペットボトルを持ち上げようとした。
はっと我に返った私。
『……ありがとう』
お礼を言おうと口を開くがどうしてもよそよそしくなってしまう。
ここ最近、私は範太と話していなかった。
理由は、言わなくてもきっとわかる。
そんな私のたどたどしい言葉を聞いて範太は苦笑する。
『……お前、こーゆーとこ強がんなよな、』
『女だろ』
むっ、と口を尖らせる。
今まで一度も女扱いしたことなんてないくせに、こんな時だけずるいと思った。
『……女でも持てるし』
そして、可愛い言い方ができない自分が、その気遣いをお礼で返せない自分の性格がとても嫌いだ。
範太の言葉を聞き流し、私はさらにもう1本持ってやろうと、腰をかがめる。
瞬間
『……この細腕で、持てんのかよ』
その、ペットボトルを持とうとした手はまたも範太に掴まれた。
『ｯ！』
この前のことを思い出す。
手首を掴まれる度、実感させられるのは、彼の大きい手と、その力強さ
『やめとけ。俺が持つ』
どうしても、反論できなくて、私は口を噤んだ。
ゆっくりとペットボトルを掴む手を離すと、満足気に微笑んだ範太
それを見て少し泣きそうだった。
《戻れなかったらどうしよう。結局、かっちゃんの時は彼が話しかけてくれたから、いつも通りに出来たわけであって、範太は、
……範太はどうしたらいい？》
最近の頭の中の葛藤が過ぎり、小さく唇を噛む。
ペットボトルを数える彼を見て、私は1歩近付いた
そして、きゅ、っと彼の服を掴むと、範太はこちらを振り返る。
『……最近いつも通りに出来なくてごめんね』
かっちゃんも、範太も、私と話すの絶対気まずい筈なのに、
私なんかより、絶対苦しいはずなのに。
優柔不断な自分が嫌いで、優しい彼らにあんな顔をさせた自分が大大大嫌い
範太が少し驚いた顔をした
『私、頑張るから……』
『ちゃんと、考えるから……ｯ』
ホロホロと零れた涙を私は必死に拭った。
……泣くな、お前が泣くな。
『だから、』と次の言葉を紡ぎたくても涙が邪魔をして出来なくて
止めようとすればするほど止まらなくって。
私は必死に息をとめた。
そして、
『……あー、もう。』
範太の呆れた様な声が聞こえて、……
その瞬間、視線は遮られ、私は温かい何かに包まれた。
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aya(プロフ) - (・ー・)さん» あああもう嬉しいです(;_;)こんな妄想小説が1番でいいんですか！？！？！？めっちゃ嬉しいです、本当に見つけてくださってありがとうございます(;_;)(;_;) (2020年4月7日 21時) (
レス) id: 3b62513bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 今まで読んでいた夢小説の中でこの小説が一番好きなんですよ！しかもこの小説は私の推しばっかりで本当に見つけてよかったなとおもっています♪ これからも頑張ってください*^^* (2020年4月7日 20時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 羽さん» あああわかりみが深すぎます瀬呂くんに1回はまると抜け出せませんよね！？((((これからも瀬呂くんにキュンキュンして頂けたら幸いですヽ(^0^)ﾉ (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 毎回楽しませて頂いてます！とっても面白くてキュンキュンします！！瀬呂くんがかっこよすぎてもう辛いです笑笑 (2020年4月7日 17時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - リョンリョンさん» ええええ！？！？数あるヒロアカの神作品の中で1番ですか！？！？！？嬉しすぎて吐血しそうです((ありがとうございます泣 (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年3月30日 15時
