珈琲とココア ページ5
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夜、ソファに座って1人でテレビを見ていた。
夏の初めであるにも関わらず、何処か肌寒い。
体にまきつけていたタオルケットを更にぎゅっと抱きしめる。
『あれA。寝れねーの？』
『……範太。』
いつの間にか共用スペースに来ていたらしい範太の声にビクッと反応しつつ
『そっちこそ、寝れないの？』と質問を質問で返すと、『まあな』とだけ返ってきて彼は私の隣に座った。
そして、タオルケットぐるぐる巻きの私を見て、
『寒いん？』とだけ聞く。
『……なんか肌寒くて』
『そっか。』
先程座ったというのに徐に立ち上がった範太は『待ってろ』とだけ言い、共用スペースを出てどこかに行ってしまった。
彼が戻ってきたのは数分後。
手には2つのマグカップが握られていた。
『はい、お待たせー』
ピンク色のマグカップを渡してきて私ははてなを浮かべながら受け取った。
中を除くとそこにはココアが入っている。
『ありがとう』というと範太は口角を少しだけあげた。
マグカップに口をつけ、1口飲む。
暖かいココアがじわりと私の体に広がり口の中には甘さが広がった。
『……美味しい』
自分で作るより何倍も美味しい気がするのは範太が私のために作ってくれたからなんだろうか、
『だろー？俺はココア作るの上手いんだよ』
ケラケラ笑いながら範太も白色のマグカップを口に含む。
『……それもココア？』
私の純粋な疑問に『ん？いや、これは珈琲』と範太が答えた。
え、珈琲って
『それ寝れんくなるじゃん』
珈琲に含まれているカフェインがどーたらこーたら、という話は有名な話だ。
眠気対策として昔から受験生の強い味方である珈琲には、私も去年大変お世話になったものである。
それを範太が知らないとも思えないが。
『いーんだよ。わざとだから』
『？』
訳の分からないことを言いながら又もや珈琲を口に含むと、範太は私の顔を見て笑う。
『寝れねーんだろ。眠くなるまで付き合ってやるよ。』
どうやらこの男は、私のために今珈琲を飲んでいるらしい。
……くっそ。今ちょっとときめいてしまった
そんなことは絶対本人に言ってやらないけど。
何も知らない顔をして、白いマグカップに口をつける範太の顔を見て、『ありがとう』と呟いた。
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新型コロナウイルスが大変なことになってますね……
皆さんもお気をつけて
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aya(プロフ) - (・ー・)さん» あああもう嬉しいです(;_;)こんな妄想小説が1番でいいんですか！？！？！？めっちゃ嬉しいです、本当に見つけてくださってありがとうございます(;_;)(;_;) (2020年4月7日 21時) (
レス) id: 3b62513bd4 (このIDを非表示/違反報告)
(・ー・) - 更新ありがとうございます！ 今まで読んでいた夢小説の中でこの小説が一番好きなんですよ！しかもこの小説は私の推しばっかりで本当に見つけてよかったなとおもっています♪ これからも頑張ってください*^^* (2020年4月7日 20時) (レス) id: bfc3f52eee (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 羽さん» あああわかりみが深すぎます瀬呂くんに1回はまると抜け出せませんよね！？((((これからも瀬呂くんにキュンキュンして頂けたら幸いですヽ(^0^)ﾉ (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
羽(プロフ) - 毎回楽しませて頂いてます！とっても面白くてキュンキュンします！！瀬呂くんがかっこよすぎてもう辛いです笑笑 (2020年4月7日 17時) (レス) id: da11f27698 (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - リョンリョンさん» ええええ！？！？数あるヒロアカの神作品の中で1番ですか！？！？！？嬉しすぎて吐血しそうです((ありがとうございます泣 (2020年4月7日 17時) (レス) id: f1d7a05c02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aya | 作成日時：2020年3月30日 15時
