オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 08. ページ8

「‥‥純、ちゃん‥?」





いきなり抱きしめられて、数分。





動かないし、喋らない。


もしかして‥‥寝た？





まあ、もう気づけば午前3時。



あたしも気絶して起きるまで結構時間
経ってるし‥‥







純ちゃんは眠たいよね。


李央先輩と‥‥‥アレの後‥だし‥？





このままでもまぁ、いいけど、
抱きしめられてる状態だと少し‥いや結構
体が痛い‥‥‥



折れてはいないと思うけど。









「純ちゃーん‥」




「‥‥‥」




「純ちゃーん」




「‥‥‥‥‥‥‥ハイ」





「‥‥‥‥‥‥‥なんだ、起きてるんじゃん」







起きてたみたい。 よかった。






「いいじゃん、少しくらい甘えても」




「‥それは、まあ、いいけど‥体痛かった。」



「わ、悪ぃ‥‥っ!!!」



そう言って、バッと離れてった。













「‥あ、そう言えばさ、着替え‥

純ちゃんしてくれたんだね。 ありがと」






「‥‥‥‥‥お、おぉぅ‥‥」





あたしがそう言った途端に顔が赤くなりだして、
語尾までなんか小さくなった。



しかも、俯きだしたよ。


















「ところでさ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥純ちゃんさ、

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥見たよね?」















「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥見てない」










‥‥‥‥‥‥‥‥ん？ 今の間、なんだい？










「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥見たよね????」














「‥‥‥‥見てないッ」





「‥‥じゃあ俯いてる理由は????」





「‥‥‥‥‥‥‥‥‥」





「純ちゃーんー」




「‥‥‥‥‥‥‥スコシ‥ミエマシタ」





「‥ふーん」






「‥な、なんだよ」





「‥‥‥‥‥‥‥‥別に？」







‥‥‥別に、流石女慣れしてるだけあるね。



‥とか、


男はみんな好きだもんね。


とか言うつもりは無いけどさ。








色んな人の見てきたのかな、


とか


李央先輩の事考えるとモヤモヤイライラする。










‥‥‥‥‥‥‥‥‥あたしだけにしてほしい、とか。








変な考えが浮かんでもっとイライラした。













「‥A、なんでオレに連絡した？」




「‥あー‥ 会いたかった、から？」

You gotta love it 09.→←You gotta love it 07.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す