オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 41. ページ42

「‥ふぅ、随分話し込んじゃったな」




ユリと山岳とショッピングしたり
カラオケ行ったり‥ご飯も食べて
かなり休日満喫って感じ。



気づけばもう22時。






明日も学校だし朝練だし‥これでお開きに。








_____________________________________

「‥え！ 今から帰んの？！」


「うん、明日朝練だしね」



「じゃあ、またね！」

_____________________________________


‥‥‥‥‥‥って、颯爽と行ってしまったわ‥


最後に、


「仲良くとは言わないけどさ。頑張ってよ。

嫌になったらいつでもオレんとこ来てよ」




って言い残して。










本人にも言わないし、誰にも言えないけど


ちょっとキュンってきちゃったや。











さ、お風呂でも入って寝よーっと。





家に着いて鍵を開け入ると


「‥え」





「遅ぇんじゃねぇの？」






玄関に腕を組んで仁王立ちの純ちゃんが。






「え、なんでいんの‥？」



「‥ケータイ見てみ」




そう言われスマホのホーム画面を見ると‥‥





「‥うわ‥」





何十件にも及ぶメッセージと電話。




「ごめん気づかなかったや

何時から来てた？」



「13時」





うわっ9時間も‥



「それは‥ごめん‥」


「どこで何してたんだよ？」


「ユリと山岳と買い物行ってた」


「は？アイツこっち来たのか？」


「‥うん、ユリが呼んだみたい」


「そうか」





‥んーーー、純ちゃんなんか怒ってる‥？



あたしがメッセージに気づかなかったからか‥




チラ、ッと目の前でまだ仁王立ちの純ちゃんの
顔を見やると、




「‥ヒッ！」


「‥‥ナ 二 カ？」


「‥な、何でもないです‥」





物凄い顔で睨まれた‥




‥ていうか、まだ玄関なんですけど
部屋に入りたいんですが‥


ココ、あたしの家なんですけどもね‥







「‥あの〜〜」


「‥ナンデショウカ」





なんでカタコトなのよ‥笑






「‥部屋に入りたいんですけど」


「ドーゾ」



「‥そこ。 退けてもらえますかね‥？」



苦笑いしながら言うと。



「‥‥」



純ちゃんは無言のまま部屋へと入ってった。










‥‥さて。これからどうしたもんか。

You gotta love it 42.→←You gotta love it 40.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す