オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 05. ページ5

大声と同時に走ってき、拳を振りかざしてくる。







「うらあああぁぁっ!!! くたばれ!!!」



























‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥そう。






そっちがその気ならやるしかないよね。







てか、先に突っかかってきたのそっち
だからね。 知らないからね。




例え、おまわりさんに見つかったとしても、


「先に手出されました」 って言ってやるから。













「ふん...っ!!! 」



「‥!? なにっ、オレの拳を片腕で止めた‥?!?」







相手の拳を、あたしが片腕のみで受ける。




びっくりしたんだろう。
目が見開いててやばいよ。





まさか、女のあたしが片腕で止めると思わない
でしょうね。




ごめん、小さい頃から叩き込まれてたんだ。





でも、そのおかげで相手に隙ができた。








「うらあああぁぁ‥っ!!!!」




「うっ、あっっ、」






だからその出来た隙に、
空いているもう片方の手で、
顔面に渾身のパンチを一発お見舞い。








「情けないって言葉があたしはいっちばん

嫌いなんだよバァーカ」







「‥‥‥っは、はは、あはははっ」





「‥いきなり気持ち悪りぃ奴だな

一応聞いてあげるけど何がおかしいの」






「バカはお前の方だよ」




「‥は?」











____...ガッ








！？






後ろから羽交い締めにされた。




やっぱり仲間がいたか‥











「はっ!? あんた! 」



「おっと、セコくはねぇよ？

誰も1対1とは言ってねぇしな」






‥確かに。






あたしも警戒はしてたつもりだけど‥

これは計算外だったわー





タイマンかと思ってたけど結局リンチ？









あー、くそっ








「おい、 そのまま押さえてろよ」





叶多がそう言うと、仲間の奴が
あたしを押さえる手に力を込める。





あー、これは一発どころじゃ済まないな。




これでもあたし一応女なんだけど。




レディの顔を殴るなんて男として
有るまじき行為でしょうよ。











「歯ぁ食いしばっとけよっ」















___________________________...























何発喰らったかわからないくらい
殴られた事は覚えてる。






その後の記憶も少しだけ。






あとは‥‥‥わからない。

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