オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 39. ページ40

そのまま、背中に当てた手でグイッと
あたしの上半身を起こすと、


パチンッ、


と軽快にホックが外れた。






もちろん、ホックが外された訳だから‥‥さ。













「‥これ邪魔」



ペイッとあたしのブラを床に投げ捨てた。





胸がもう丸見え。








「‥‥ひぁぅっ、!」




空いてる片手であたしの胸に手を持ってきた。





びっくりして変な声が出ちゃった。





「‥あー、バカ。 かわいいっつの‥」



「‥っん、は、ぁっ」




急に激しいキスに切り替わる。







何これ‥、とろけそうになるこの感じ‥






「‥じゅ、ちゃ‥っん」



もう初めてすぎて何が何だかわかんないけど
涙目になりながら純ちゃんの服に必死に
しがみ付く。









首筋、胸元へと順に唇を這わせていき、
あたしの身体が甘い熱を帯びていく。









流石慣れてるな‥なんて全くの初心者のあたしが
思うのも変な話なんだけど‥


李央先輩とか他の女(ヒト)ともこうやって
たんだなって考えるとモヤモヤする。












純ちゃんは経験多いから余裕だと思ってた。







思ってたんだけど‥‥‥‥‥







それはあたしがそう勝手に思ってただけ
だったみたいで。


















「‥‥‥A‥っ」





「‥じゅ、ちゃ‥」



















































__________________...


「はーあんっ!? 中断!?」



「‥う、ん。 余裕がなくなったってさ」



「余裕?? そんなの関係ないじゃん」








‥結局、最後までいかず‥‥というより、
ほぼ進まず、純ちゃんの問題により敢え無く中断。





純ちゃん曰く、

『お前が可愛すぎるからだめだ』‥って。



心の準備が出来てないのはオレの方だって。
余裕が欲しかったって。







‥別に‥そんなのどうでもいいんだけどな‥










それから2日経った、今日、日曜。


部活も無い休日。


ユリと街のカフェに来ている。







‥今日は報告会(?)である。




何だったんだろう‥あのあたしの緊張感。


中断どころか、走って帰っちゃったよ。






「‥‥‥‥はぁー」




「‥‥‥会ってからため息多いよ」





ユリ曰く、カフェに着く前からため息ばっか
ついてたらしい。




そりゃ多くもなるわ‥‥‥

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