You gotta love it 37. ページ38
「お前の初めての男でオレぁ嬉しいよ。
大切にする、絶対。」
「‥うん、そうしてよ‥約束だよ」
「ああ。」
お互いのおでこをコツン、と合わせながら
見つめ合う。
この時、不思議と将来の家庭図みたいなのが
ストン、と自分の中に落ちてきて、
この人とならずっと一緒に‥‥‥一生‥
隣に居たいなって思えた。
‥恥ずかしくて純ちゃんには到底言えないけど。
___________..
「‥‥うし。 オレ帰るわ」
「‥うん、また明日」
玄関先まで純ちゃんを見送り。
‥‥‥‥‥‥でも。
口で言ってる事とは裏腹に、
まだ帰って欲しくないと思ってしまう自分がいる。
「‥A?」
「‥あ、ごめん」
つい、純ちゃんの服の裾を掴んでた。
「‥寂しい?」
「‥ん。 まだ一緒いたい‥かも」
目を逸らしてそう返す。
「〜〜〜っ」
「っっわ、なにっ」
いきなり体が宙に浮いて驚く。
純ちゃんに抱きかかえられたとすぐに分かった。
「あーもー無理。 可愛いお前が悪い」
「えっ、何がっ! ‥‥いった‥」
そのままベッドの上に放り込まれた。
ドスンッと音がして背中に少しの痛みが生じる。
その時に、あ、ベッドの上だ。‥と気づく。
ギシ、とベッドの軋む音。
「A‥」
息がかかる程近い距離で呼ばれる名前。
‥この状況は。
まさしく、その時だと悟った。
ついに、あたしも純ちゃんのモノに‥‥?
‥ドクン、ドクン、ドクンッ
純ちゃんの指が、手があたしの顔を
優しく包み込んだ。
ドクンッドクンッドクンッドクンッ
加速し始める鼓動。
緊張で、‥少し怖くて。
でも、純ちゃんになら何されても大丈夫って
思うから‥‥‥
そう言う想いも込めてぎゅうっと目を瞑った。
こんなあたしだが初めてだから。
「‥‥A 」
「‥?」
呼ばれ、薄目で純ちゃんを見ると、
さっきまで覆いかぶさるような体勢だった
純ちゃんが起き上がってあたしの体から離れてた。
‥‥え、なに?
「‥今日はもう帰るよ」
「‥っえ、な、なんで?」
あたし、何かしちゃった‥‥?
「‥‥純ちゃ‥」
_____________...
大変お待たせ致しました!
私情により遅れてしまいました
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はるる(プロフ) - すごく面白かったです!また新しい作品楽しみにしてますね!ちなみにTwitterフォローさせて頂きました (2021年12月23日 22時) (レス) @page48 id: 949bb37736 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - すごくおもしろくて、一気見してしまいました。! これからも頑張ってください。 応援してます (2020年3月23日 17時) (レス) id: f2dd19365c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃも。(プロフ) - 瑠羽さん» 最後まで読んでくださりありがとうございました!!!! *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 感謝、感謝でございます‥!!! (2018年2月4日 22時) (レス) id: 17622930ad (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - すごく面白かったです!お疲れ様でした (2018年2月4日 18時) (レス) id: eb10b42a0f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃも。(プロフ) - きまにゅ☆さん» ありがとうございます(´;Д;`) こちらも是非フォローさせていただきます! (2018年2月4日 15時) (レス) id: 17622930ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃも。 | 作成日時:2017年10月14日 7時