オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 36. ページ37

「んー！食べた食べた！

やっぱ純ちゃんの作るご飯おいしい！」



「俺だけじゃねぇじゃん！」



「いーや、大半純ちゃん作ってるから！」




って言っても。。

シチューだから煮込むだけ‥ですけど‥笑





「‥はー、幸せ幸せ〜

純ちゃん料理上手いからあたし太りそう‥」



「おーおー、太れ太れ」


「太っても嫌いにならないでねー」


「ならねぇよ!! オレ外見で選ばないぜ?」


「‥うっそだ。 李央先輩とかめっちゃ美人!!」



あたしと違って背も高いし細いし!!

めっちゃ美脚でしたけど!?!?




あたしなんて‥‥‥ 脚、みじか‥‥んん"っ






「李央？ ‥まぁ、確かに細身だな」



「‥純ちゃんそっちのが好みなんだね」


「いや、そーじゃねーけど!」


「ふーーーん‥」





ジト目で純ちゃんを見やる。






「おいおい、勘弁してくれよ」


「純ちゃんってさ、今まで何人と付き合ったの?」


「何だよ急に」


「‥別に? ただ、女慣れしてるし、どんだけ多くの人と

付き合ってきたのかなって」




これは割とマジで気になってた事なんだよね。




「んー。 3人、かな」




‥‥‥‥かな?
かな、って何?


本当はもっといるけど3人くらいにしとこう
っていう、逆盛りパターンのヤツか何か?





「‥‥かな、とは?」


「忘れた。 もういいだろっ この話終わりな!」


「んな!!!! 本当は多いんでしょ?!」


「さあな」



ッキーーー!!!!

こういう所ずるい! なんかずるい!!!






‥‥‥‥でもよく考えたら、仕方ないか。


別に今まであたし達が付き合ってた訳でもなけりゃ
そもそも連絡取ってた訳でもないし。


あたしと離れてて、あたしの知らない間に
誰と付き合ってようが関係ないし。




考えててもしょうがない。




食器でも片付けようと立つと、





「‥じゃあ、お前、はさ。

今まで何人に告って来たんだよ」



「‥‥は？」




人には終わりだのもういいだろだの言ってきた
くせに‥‥


急にどうしたっての。






「付き合うのオレが初めてなんだろ。

‥だったら、告ったのは? 何人いんの」



「‥‥わかんない‥フラれすぎて‥」




そう言うと、純ちゃんは 「‥そうか」って
小さく言った。





「‥お前も見る目ねーけど、そいつらも

見る目がねーんだな！」



「‥え？」


「こんっなに可愛いのに振るんだぜ?

‥ま、オレからしたら良かったけど」

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