You gotta love it 35. ページ36
部室の扉を開けると、既に部員がチラ、ホラと。
「おーおー手嶋さんとAが手繋いで入室やで!!」
「‥え、お前手嶋さんと‥‥‥?」
あたしと純ちゃんを見て鳴子先輩と鏑木が
口を開いた。
「‥てかちょっと待って。 あんたさぁ、同じクラスじゃん??
見てたらわからない?」
鏑木とは同じクラスなワケだし、
授業終わり毎時間純ちゃん達が来てる訳だから
普通なら気づくと思うんだけど‥
「まぁ、確かによく1年教室に来てんな、とは
思ってたけどよ‥‥‥」
「バカだから仕方ないか‥」
「バカッつーなぁあ!!」
「普通気づくやろ‥アホ通り越してバカやな」
「超の付くほどバカだな」
「バッカだなぁ」
「バカだ‥」
上から、 鳴子先輩、今泉先輩、純ちゃん、青八木先輩。
「バカバカ言うなあああ!!!」
「だってバカじゃん。 」
真顔であたしが言うと、
「バカって‥バカって‥‥段竹〜〜〜!!!」
段竹に助けを求めたバカ鏑木。
目には若干の涙。
「‥‥一差‥普通気づく‥‥‥‥バカ‥」
「段竹までもかよぉおお〜〜 小野田さんは
どう思います!?!?」
「‥えっ、ぼ、僕!?!?」
詰め寄る感じで聞いてる‥‥
やっぱバカ。
「‥良かったね、Aちゃんっ」
「寒咲先輩!」
ススス‥とあたしの横に寒咲先輩が来て
コソッと耳打ちした。
「幸せが滲み出てるよ〜〜
あんな幸せそうな手嶋先輩初めてみたなっ」
「へへ‥」
つい、照れてしまう。
「Aちゃんの事凄く大切にして幸せに
してくれそうだなあ〜」
「だと良いんですけどね‥」
鏑木に群がる中にいる純ちゃんを見て
微笑みながら言ったあたしだった。
_________________...**
「はー‥、案外さみぃな」
「そだねぇ〜。 夜何食べたい?」
「そうだなあー‥じゃあせーの、でお互い言うか」
「いいよっ」
「いくぞっ、 せーーのっ、」
「シチュー」 「シチュー!!」
「「‥あ」」
見事丸かぶり。
「じゃあシチューにすっか」
「うんっ」
「一緒に作ろうぜ」
「うん、そうしよ」
寒いけど、純ちゃんと手繋いでるから
全然へっちゃら。
むしろ、あったかい。
手だけじゃなくて、心もぽっかぽか。
ニマニマが止まんない‥‥変態かも
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はるる(プロフ) - すごく面白かったです!また新しい作品楽しみにしてますね!ちなみにTwitterフォローさせて頂きました (2021年12月23日 22時) (レス) @page48 id: 949bb37736 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - すごくおもしろくて、一気見してしまいました。! これからも頑張ってください。 応援してます (2020年3月23日 17時) (レス) id: f2dd19365c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃも。(プロフ) - 瑠羽さん» 最後まで読んでくださりありがとうございました!!!! *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 感謝、感謝でございます‥!!! (2018年2月4日 22時) (レス) id: 17622930ad (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - すごく面白かったです!お疲れ様でした (2018年2月4日 18時) (レス) id: eb10b42a0f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃも。(プロフ) - きまにゅ☆さん» ありがとうございます(´;Д;`) こちらも是非フォローさせていただきます! (2018年2月4日 15時) (レス) id: 17622930ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃも。 | 作成日時:2017年10月14日 7時