オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 32. ページ33

「‥ねえ。 なんでいんの？」


「‥さ、さあ‥」



「ねえ、手嶋、あんたなんでいるわけ？」


「なんでって。 Aといたいからに

決まってんだろ。」





‥李央先輩との事があってから数日‥。


純ちゃんの様子がオカシイ。

授業が終わり度に教室に来てる。


どこ行くにも常に一緒状態‥‥






「うげぇえ‥ だからってさぁー毎時間終わる度に

教室まで来なくていいって‥」




「うっせーよ。 オレぁユリに会いに来てんじゃ

ねーっての。 Aに会いに来てんの」






「純ちゃん、次体育なんでしょ？

行かなくていーの？」




「まぁー、もーちょい」


「遅れない程度にね」



「あ、A部活一緒に行こうぜ」


「もちろんっ」






「うええぇ‥ここだけ世界が違う‥

青八木先輩も大変ですね‥」





「‥いや、オレは問題ない。

ユリちゃんに会えるのも悪くないからな」




「‥‥‥えっ！？」











‥‥意外も意外。


ここにも一花咲きそうな予感‥‥‥
























_____________________....***


「‥ねぇ。 あんたでしょ？Aって」



お昼ご飯の調達に購買へ1人で行ってた時。
後ろから声を掛けられた。




振り向くと、数人の化粧の濃い人達が。




‥誰この人達。 多分上級生っぽいけど。





「‥そうですけど」






はぁ‥素直に返事するあたしも大概だわ。






「李央に頭突き喰らわせたのあんたでしょ？」



「‥まぁ、否定はしませんけど」





「こんなちっさい女に李央が負けたの？

あり得ないんだけど‥」



「顔面レベルも大した事ないじゃん」




上から下まで舐めるように見られ、
鼻で笑われた。



‥‥まあ、スペックが高い訳でもなんでも
ないのは認めますけどね。






「‥あの、もういいですか？ お腹空いてるんで。」


お姉様方の横をそのまま横切ろうとした。






「ちょっと待とうか〜」


「お姉さん達ねー、怒ってるんだよねー」






腕を掴まれ、回避できず。






あー、ナニコレ、デジャヴ。








っつっても、もうこの件終わったし？

当人達の問題だし？





「あー、離してください」




掴まれてた腕を振りほどいてとっとと
逃げようとか思ったけど、


「待ってっつの」



今度は両腕抑えられて脱出あえなく失敗。




あーあ。

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