オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 25. ページ26

純ちゃん帰って来れるだろか。





だって李央先輩、すんなり別れるとか
ありえないだろし。





‥もし、絶対別れない！ とか言って純ちゃんに
しがみついてて帰って来れる状況じゃないとか
だったら‥‥








「あああ〜〜どーしよーーーー！！」






ゴロゴロゴロゴロ床で転がりながら
最悪の結果を考える。











「‥何がどうしよう、なんだよ」



「えっ！純ちゃん！なんでいんの？！」



「なんでって‥終わったらって鍵くれただろ」





‥‥あ、そうだった。

合鍵渡してたのすっかり忘れてたや。



色々考えすぎてて‥‥笑










「その顔は忘れてたってか。」



「‥あはは‥ごめん」




「バーカ」



「な‥っ！バカって！」




「バカだろバァーカ」





そう言いながらも、笑いながら
優しく頭を撫でてくれる。







「‥‥ったく、もう」



つい、こっちも許しちゃう。









「‥ただいま」


「‥うん、おかえり」






数秒見つめあったかと思うと、
純ちゃんの顔がだんだんと近づいてきて______....











「‥‥まった」




「‥は」





寸止めの所で純ちゃんの口に手を当てた。








「どうだった？」





‥まぁ、そもそもここに純ちゃんが居るって
事はちゃんと終わったって事だろうから
聞くまでもないんだけど。









‥一応‥ね、確認を。









「‥‥あー‥、うん、それな‥‥‥

一応別れられたとは思うんだけどよォ‥」





「‥どゆこと？」





一応‥？ 別れられた‥とは？！







「‥あー‥A。 これから言う事、

怒らないで聞いてくれる‥？」


































「‥‥え？ 待って、今なんと？」




「‥だから、割と無理やりに別れてきた」





「無理やり‥って？」





「大切な奴がいるっつって、お前の名前

出してきた。」





「ハアアアアアアアア！？！

純ちゃん何やってくれちゃったの！！！！」




「悪りぃ‥お前んとこ行きたいが為にだな‥つい」




「ついじゃないよ！！！！バカ！！！！！」







どーすんの！ どーすんの！！！



次学校行った時に呼び出しとか食らっちゃって、
数人でボコられたりなんかしたらァァァァ！！






「‥大丈夫。 凶暴な奴って言っといたから」





ヘラっとした顔で、サラッと毒吐いた。

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