You gotta love it 21. ページ22
「純ちゃん‥の気持ち?」
「バカがつくくらいAが
だーいすきなんだってさっ」
キモいけどね。 と最後に付け足したユリだけど、
「2人が苦しむ所なんて見たくないよあたし」
そう言うと、
ぎゅうっと抱きしめてくれた。
「ユリ‥」
哀しくなんてないのに、ぽろぽろ涙が
溢れてきて、拭っても拭ってもだめみたい。
「みんな幸せになるのは出来ないよ。
‥今度はAが幸せになる番だと思う。
自分の想い、ちゃんと伝えて幸せ掴んでよ」
「‥‥う、んっ」
「いい子いい子っ」
純ちゃんもユリもあたしを子どもみたいに
扱うなぁ‥
でも、それ程大切に思われてる証拠って事に
しておこう‥
______________....***
「‥え!? 学校いくのっ?? その体と顔で???!」
「うん、だめかな?」
泣き止んだ頃、学校にいく、と伝えると
物凄い顔付きで両肩を掴まれた。
「だめに決まってんじゃん!
あいついるんだよ!? 何されるかわかんない!」
あいつ‥とは。 叶多の事である。
「うん‥、でもなんかここまでされて納得
いかなくて。 ちゃんとケリつけんきゃ」
「で、でも1人で行かせらんないって‥!」
あぁ、それなら‥‥‥
「大丈夫。 付き添いお願いしようと思ってる」
「付き添い?」
適任者が1人、居るからさ。
____________‥**
「おはよう‥純ちゃん」
「おお‥、はよ。」
少し‥ぎこちない、かな、互いに。
昨日の今日だもんね。
「ごめん、ね。 付き合ってもらう形になって」
「当たり前だろ。 てか、話聞いた時点で
ハナっからそのつもりだから」
「‥ありがと。」
「オレの為でもあんだから、礼とかいらねぇよ」
くしゃ、とあたしの髪に触れた純ちゃん。
さっきの気まずさはどこへ吹っ飛んでったん
だろうかってくらい今は距離が近い。
この空気、距離感。
くすぐったいけど安心する。
好きだな‥‥
「‥さてと。 よし、行くか。
連絡はしてんだよなあ?」
「うん、一応は。 既読にすらなってなかったから
来てる可能性の方が低いと思うけど‥」
行くだけ行こうぜ、と言う純ちゃんに
手を引かれて向かった。
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はるる(プロフ) - すごく面白かったです!また新しい作品楽しみにしてますね!ちなみにTwitterフォローさせて頂きました (2021年12月23日 22時) (レス) @page48 id: 949bb37736 (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - すごくおもしろくて、一気見してしまいました。! これからも頑張ってください。 応援してます (2020年3月23日 17時) (レス) id: f2dd19365c (このIDを非表示/違反報告)
ちゃも。(プロフ) - 瑠羽さん» 最後まで読んでくださりありがとうございました!!!! *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・* 感謝、感謝でございます‥!!! (2018年2月4日 22時) (レス) id: 17622930ad (このIDを非表示/違反報告)
瑠羽(プロフ) - すごく面白かったです!お疲れ様でした (2018年2月4日 18時) (レス) id: eb10b42a0f (このIDを非表示/違反報告)
ちゃも。(プロフ) - きまにゅ☆さん» ありがとうございます(´;Д;`) こちらも是非フォローさせていただきます! (2018年2月4日 15時) (レス) id: 17622930ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃも。 | 作成日時:2017年10月14日 7時