オレを好きになってよ。3【手嶋純太】

You gotta love it 18. ページ19

「まったね〜A 隣の彼もまたね〜

今度は2人でおいで」



「仲良くやれよ」




「え、2人とも！？」






リクの車に乗り込んで、見送ってくれてる
マナトとミウが出発間際にそんな事を。








「車出すぞー」



「あ、ちょ！」




文句の一つでもって思ったけど
リクがすぐに車を走らせたから
言えずに終わった。

























__________...***



「リクあんがと。 またね」



「おうよ。 純ちゃんもまったね〜」



「‥あ、はい」








ブウウウウウゥンっと鳴らして
走り去ってったリク。




車が見えなくなるまで手を振った。



















家に着いた頃にはもう、夕方になってた。




家に入って、2人、無言で座る。














そう言えばだけど、純ちゃん授業も部活も
サボって来てたけど‥


大丈夫なのか？？




そう思って、大丈夫？って聞こうとしたら、







「‥お前、元ヤンなのか？」






振り返って、そう言ってきた。







別に隠すつもりもないから、





「‥‥うん、そだよ。 かなり荒れてた。

ほぼ喧嘩づくしの毎日」





「そうか‥」







素直に打ち明けた。












「びっくりした？

あたしの過去も、仲間の事も」





「‥まあ。 でも、口悪いしそんなボッコボコに

されるくらい何かあるんだろうとは思ってた」





「‥っはは、だよね」




「オレはお前が心配だっつのっ」







少し、いや、かなり怒ってる‥様子の純ちゃん。










「ごめ‥」




「あんな時間にもう1人で外に出るな」



「‥はい。 ごめんなさい‥」




「‥ん。 いい子」




あたしの手を引いて自分の方へと引き寄せて
抱きしめた。





「決めた。」



「何を？」







何かを決心した様な純ちゃんは、
はっきりとした口調であたしに言った。








あたしより大きい純ちゃん。



純ちゃんより小さいあたし。





純ちゃんの体にすっぽりと埋まりながら、
顔を純ちゃんの顔の方へと向ける。








「オレ、李央と切るわ」

You gotta love it 19.→←＊Late halloween..＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す