オレを好きになってよ。【手嶋純太】

Who is chosen?23. ページ23

「く‥っ、あああぁ〜‥」



A.M. 7:45



今日は土曜日。




天気:晴れ



昨日の雨が嘘みたい。





昨日の雨に濡れて帰ってきたけど

風邪も引いてなさげだし、

なんか今日は気分がいい。







昨日、寒咲先輩と連絡先の

交換をしていて、

先輩から『これそうだったら、おいで』


って言ってもらってる。








練習は9:00かららしい。






行こう、かな。

って思ってる。





‥昨日、

先輩に傘を借りたから。


傘を返すついで。

ついで！！



ついでに‥






ブラウニーを渡そう、かなって。


昨日の夜作ってみたんだ。








食べてもらえるかは


わからないけどさ。



ダメなら鳴子先輩とか

食べそうだし。



いっか。









8:30のバスに乗れば間に合うよね。







昨日はバタバタして時間に

余裕なんて全く持てなくて

天気予報とか見もしなかったけど

今日は一応確認！！！



また雨降ったら大変だし！！





「今日は降水確率は10%‥と」





でも、

備えあれば憂なし！


一応、鞄の中に折りたたみ傘

を詰め込んだ。










今日は余裕たっぷりで

用意が終わりそうだ。



そう思って

レモンティーを淹れようとした時。










_____ピンポーン、







インターホンが鳴った。









‥誰だ？こんな早くに。






いつもならインターホンの画面を

見て相手を確認してから出る。



でも、今日はしなかったんだ。








しなかったから___....







「‥はい、どちら様でー‥」









「やあ、おはよ、A」





開けて後悔した。

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