オレを好きになってよ。【手嶋純太】

Who is chosen?4. ページ4

「っあ〜〜、入学式つっかれた〜あ

なっげ〜〜特に校長の話よ」




「A、言葉遣いでちゃってるよ♡」



「あ"!!気をつけるんだった」



「これからどうする?

もう帰ってもいいみたいだけど。


あたしチア部見学行こうと思ってるんだけど、

Aはー？」






「っんー。どーしよっかな〜〜」





入学式の後、軽くHRがあるだけで

あとは各自自由に部活見学したり帰ったりして

良いらしい。






帰って、

さっそくバイト求人誌でも

買い漁ろうかな。







腕組みながら、

うーんっと自分の足元見ながら

どうしようか考えていた‥ら。












______ドンッ、






「っぶ、」



「っおっと」





誰かにぶつかってしまった。



我ながらブッサイクな声が出てしまった。



ごめんなさい、


そう言おうと顔を上げた。







「ごめん、大丈夫か？」




「‥あ、はい。大丈夫です、ごめん、なさい」





前には、総北チャリ部のジャージを着た


2年か3年生の先輩達がズラっと。




背の低いのから細長いの、


丸メガネや金髪までいる。










「‥あれ、お前‥‥」




「‥？」




じぃーーっと、ぶつかったこの、

パーマ頭の人があたしをみてる。








‥な、なに？？








「‥純太？」



「どーしたんっすか？パーマ先輩」






後ろに居た人達に、


どうしたんだと声を


かけられる、あたしの前にいるパーマ頭の人。








「あ、あの‥？何でしょう？」








喋らないから恐る恐る声をかけた。








そしたら。













ガッと肩に手を置かれた。

















「____こいつ。


今日からウチのマネだから」

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