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「あ、もう降りなきゃだ俺たち」

「ごめんね、今日は」


「じゃーね、Aちゃん!」



女の子について話すふたりはほんとに楽しそうで、あっという間に彼らが降りる駅



ドアが開く直前



楽しそうな流れのまま、2人が岸さんに話しかける


「岸くんも行く!?」





え、


明日って私と約束してた日じゃん



あれ、もしかして来週の金曜だったっけ?




いやもしかして約束自体私が見た夢だったりして…?




不安な気持ちを抑えて、俯いたまま扉の向こうに歩き出した3人を盗み見ると





「じゃ! また明日!」


私の目を見て、くしゃっとした笑顔の彼がいた




『…っはい! また明日!』


そう応えると、岸さんは私に大きい手を振りながら、人混みの中に埋もれていった



もう姿は見えないけど、よく通る声で、「いやいかねーよ!」って騒いでる声が聞こえる




私よりも付き合いの長い神宮寺さんたちよりも、私を選んでくれたことに、安心して、それに嬉しくて、やっぱり顔が熱かった




-*-



『ばいばい、ありさ』



「ほんとにAいかないのー?」


「マジ?A行かん?」



だいたい金曜日か土曜まで学校がある時は土曜日にら週の終わりってことでみんなでお茶して帰るんだけど



『ごめん、今日ちょっと用事があって…』



「Aちゃん行かないのかぁ…残念!じゃあ今日どこ行こっか?久しぶりにスタバでもいいよね!」



あ、


『今日princessの方に行ってみたら?』




イケメンに飢えてるであろう女子たちに、少しでも癒しを届けたい




明日神って呼ばれるかもしれないな、私




「またねー!Aー!」



みんなとは学校で別れて、駅までをひとりで歩いて、4時15分の電車、1号車に乗る






彼の最寄り駅に近づくにつれて、私の心拍数は上がっていく




《次は、〇〇駅ー》






うわ、


『どしよ、』



どんな顔して会えばいいんだろう



笑顔?真顔?何顔?????




1人で考え込んでいると




「…はぁっ、待ちました…っ?」






扉が閉まるギリギリで、彼は飛び込んできた

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とわまる(プロフ) - かほさん» 返信が遅れてしまい申し訳ないです!すごくダラダラ書いてしまってる感がありますが、読みやすいと言っていただけるのはとても嬉しいです!これからも精進してまいります!! (2020年2月10日 7時) (レス) id: 6d9ac2eca6 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - テンポもよくて読みやすくて感謝です!! (2020年1月26日 1時) (レス) id: 4f2e006cfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:とわまる | 作成日時:2020年1月9日 0時

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